陽のあたる林道で、ヒオドシチョウがコンクリート舗装から何かを吸っていました(写真上。右側に見えるのは、大発生しているマイマイガ幼虫)。ときどきパタパタと翅をひろげると、目の覚めるような鮮やかな色合いなので、発生して間もない個体だと思います。初夏に発生した成虫が越冬して春先に現れるときは、翅の色が褪せています。
ヒオドシチョウは、「暖地では、羽化後1~2週間でいっせいに姿を消し、そのまま夏、秋、冬が過ぎて翌春までの約9か月間、ほとんどその姿をみることができない」(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ)』)ようです。
《林道のコンクリート舗装で何かを吸うヒオドシチョウ 2014/06/16》
《時々翅を広げて陽光を浴びるヒオドシチョウ 2014/06/16》