やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

フタモンアシナガバチ(営巣)(富山市石田~石屋)

2020-09-10 09:16:05 | 昆虫類

北陸自動車道に沿って設けられた道を自転車で散歩していると、北陸自動車道側のフェンスにフタモンアシナガバチの巣が付いていました。フェンスにからまっていた雑草がとり払われたのか、むき出しです。ヒメスズメバチに襲われないのが、不思議なくらいです。

ウェブサイト『都市のスズメバチ/アシナガバチカレンダー』には、9月のアシナガバチについて次のように書かれています。「…8月末から9月初めには営巣活動が終了し,巣には新女王バチ,オスバチ,働きバチが集団で止まっています.…営巣活動を終了すると一日中巣に止まっていることが多くなります。…」この巣は、まだ蛹も見られるので、まだ営巣活動は続けられています。


《フェンスに付いていたフタモンアシナガバチの巣 2020/09/05》


《フェンスに付いていたフタモンアシナガバチの巣 2020/09/05》

※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 28/56 ウスバキトンボ(秋・冬)

「ウスバキトンボ」の副題は「スカスカの軽い体で、風に乗って長距離移動」。ウスバキトンボは、南の暖かい地域で成虫になって、それから驚異的な早さで世代交代を繰り返しながら北上を続けるトンボです。しかし、冬に寒くなる地方では、越冬できず死に絶えてしまいます。
私の記憶に残るウスバキトンボ(と思われるトンボ)は、子どものころによく遊んだ「トンボ釣り?」です。車などはめったに通らない未舗装の車道で、2~3mの高さを群れてゆっくりと往復して飛ぶトンボの群れに、「仕掛け」(80~100㎝ほどの糸の両端に1㎝に満たない小石を結び付け、それぞれをキャラメルの包み紙などの蝋紙でくるんだもの)を放り投げると、餌と間違えて飛びつき、糸に翅がからまって落ちてくるのです。糸の長さ、小石の大きさ、包み紙の使い方、持ち方、投げ上げるタイミングなど、工夫次第で採れ方が変わり、おもしろい遊びでした。
下の写真は、公園の中の浅い人工池で羽化したばかりのウスバキトンボです。飛び立って、近くの草むらにとまっている個体もいました。


《羽化して羽化殻につかまり翅を伸ばすウスバキトンボ 2013/10/03 富山県空港スポーツ緑地》

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