やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ノコメトガリキリガ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2019-01-12 18:24:39 | 昆虫類

図書館で借りてきたばかりの『道ばたのイモムシケムシ』(みんなで作る日本産蛾類図鑑・編)のページをぱらぱらめくっていると、名前がわからないので放置しておいていた蛾に似た写真が出ていました。ヤガ科ヨトウガ亜科のノコメトガリキリガです。翅の模様が似ており、「緑の豊かな公園や、…‥雑木林などに見られる」「成虫は秋遅くに現れ」などもあてはまります。

このノコメトガリキリガは、12月の下旬、用水沿いのサクラ並木でフユシャクを探していたとき、幹から出た小枝の又にとまっていました。

形容詞がたくさん付けられた生物のカタカナ名は、昔のカタカナ電報のようで、慣れないと一目ではなかなか理解できません。このノコメトガリキリガは、ノコメートガリーキリガと切り、ノコメはネコメ(猫目)ではなくノコメ(鋸目)のようです。ウェブサイト『北茨城周辺の生き物/ノコメトガリキリガ』(2019/01/13)には、「命名者はノコメトガリキリガの亜外縁線(ここでは縁毛の付け根にある線を指しています。)が丁度,鋸の歯のように見えるのでノコメと付けたのだと思っています」と書かれていました。


用水沿いのサクラにとまっていたノコメトガリキリバ 2018/12/24》


用水沿いのサクラにとまっていたノコメトガリキリバ 2018/12/24》  

※ 昨日(2019/01/12)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。最近、なかなか本が読めない(読む気、読む時間の問題)ので、借出す数が少なくなっています。 

   1 『道ばたのイモムシケムシ』(みんなで作る日本産蛾類図鑑編)
   2 『シニアの体にいい節約レシピ』(岩﨑啓子著)
  
 3 『京都はんなり暮し』(澤田瞳子著)

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頼成の森のキノコ(110)ナラタケモドキ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-01-12 06:28:54 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

ナラタケモドキは、夏~初秋に、広葉樹の枯木や立木の根際に束生するキシメジ科ナラタケ属の小型~中型のキノコです。「傘」は初めやや中高の丸山形で、のち開いて漏斗形になります。表面は黄色~蜜色、中央に微細な褐色鱗片があります。「ひだ」は白色でやや密です。「柄」の上部は淡黄色、下部は暗褐色で、「つば」はありません。食べられますが、過食すると消化不良をおこすといわれています。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ナラタケモドキ 2009/07/29》


《ナラタケモドキ 2009/07/29》


《ナラタケモドキ 2009/07/29》 


《ナラタケモドキ 2010/09/29》


《ナラタケモドキ 2010/09/29》 

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