安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

目標毎日更新
動物病院の日常、広報、呟き
午前9:00-12:00 午後4:00-7:00
休診:日曜祭日、水午後

国体論と戦後日本Ⅶ

2016年04月03日 | 歴史
「政治の様式から見た国柄は変わったので国体は変わったというが、それは政府の形態の変わりようなので政体なのではないか。
ポツダム宣言受諾による日本国政府の最終的形態はultimate form of japanese gavamentとなっている。つまり政体なのではないか。
政体は変わったが国体は変わっていないのではないか。
佐々木教授の説は占領憲法の規定が政体を帝国憲法ないし王政復古以前の形に戻ったということを指摘しているだけではないか。
だから国体は変わっていないのではないか」。

和辻教授の意見の裏には誠に倫理学の大家らしい祭司王としての天皇の性格、あるいは日本の文化的共同体としての、統一の象徴としての天皇、
こういった概念がはっきり存在しています。そこに着目すれば国体は変わっていないといえるでしょう。
天皇において国民の全体性が表現されているのが和辻倫理説のポイントです。

「この事実は立法によって生じた事実ではない。国家の成立に先立ってすでに存したもので歴史を貫いて常にそれは存在している。
故に動かぬ伝統的権威となっている。この権威は未だ少しも動いておらぬ。だから国体は変わっていない」。

☆4月のお知らせ:狂犬病予防接種の季節です。6月末までには済ませてくださいね。




最新の画像もっと見る