「戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅡⅭⅡⅩⅤ

　村上春樹は30ヶ国語以上に翻訳されています。無国籍でグローバル時代の普遍性を持っている作家です。
これが独でテレビで議論になって、「カルチャーではなくてファーストフードだ」、「いや普遍的な文学だ」。
このグローバル時代に読まれるけどもたちまち消費されていくでしょう。いつか限界が来ます。
どうしたってある種のカルチャーとナショナルな物に根ざしていかざるを得ないでしょう。
これからボーダーの回復という流れが出てくると思います。その中で三島の文学をとらえていく必要があります。


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