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国体論と戦後日本Ⅵ

2016年04月02日 | 歴史
 その年の11月に京大の佐々木惣一教授が、論文「国体は変更する」(”された”ではなく)をある雑誌に登場させます。
そこで提示されたのは「政治の様式から見た国柄の概念」と、「精神的倫理的観念の面から見た国柄の概念」とに分け、
前者においては「ポツダム宣言受諾によって国体は変わったのか?」と問題を提起しておいて、佐々木教授は「変わったのだ」と答えを出しています。
主権の存在が変わったのだから国体も変わったのだというのです。

 それに対して東大倫理学教授だった和辻哲郎さんが非常に謙虚な問題提起をします。これがいわゆる和辻佐々木論争です。
その論争は誠に紳士的で、和辻教授自身は憲法の専門家ではないので佐々木教授に教えを請うと言う態度で行われましたが、とても重要な問題提起を投げかけています。

☆4月のお知らせ:狂犬病予防接種の季節です。6月末までには済ませてくださいね。


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