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森の文明と日本Ⅺ

2016年10月20日 | 歴史
 縄文人の世界観は何か?のお話をしましょう。
縄文人の家を見ると集落の真ん中に広場があります。そこは宗教的なお祭りをする場所です。
周囲に同じような縦穴の住居が並んでいます。それはみんな同じ形です。大きな住居はありません。
実にきれいによく整頓されています。縄文時代の人たちには階級格差はほとんど無かった証拠です。平等であったのです。
実に神を敬う心の篤い清潔好きな人だったと思わざるを得ません。今現代でも狩猟採集生活を続けている人達がいます。
マタギまたは最近までのアイヌ人です。こういう人たちの生活を調べるとまさにそうなのです。
マタギの社会を調べると全く平等なのです。マタギの熊猟で親分が決まります。
熊を捕ることが一番上手な人が親分になります。おもしろいことに熊猟の間だけ親分になるのです。
熊猟の間だけ親分に絶対服従です。それが熊猟が終わると普通の人に戻るのです。
イノシシ猟の時は別の誰かが親分になります。機能社会です。熊の肉を手に入れるとすべて平等に配分されます。
配分は親分も子分も全部一緒です。猟に参加できない未亡人の家庭も老人だけの家庭も頭数で平等に配分されます。
感動するほど見事な平等社会なのです。アイヌの社会は非常に礼儀正しい社会です。
細かいところまですべて礼儀作法が決まっています。礼儀の流派、小笠原流は長野県から出てきました。
そこでは狩猟社会の礼儀作法が文化伝統として残っていたのかもしれません。

☆10月のお知らせ:

当院では一緒に働いてくださる動物看護師さんを1名募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。




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