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現代日本経済学ⅡⅩⅦ

2014年12月11日 | 政治経済
2,極めて発生確率の低いことを針小棒大に煽る。
例えて言うなら「隕石が落ちてきて日本は終わりだ」ということを何度も言い続けて騒ぐパターンです。
「国債が暴落する」論がよく出てきます。今は長期金利は1%弱ですが、2007年では1.5%ほどでした。今の倍ほどもあったのです。
2007年には量的緩和の効果が残っており景気はむしろ今よりよかったのです。株価は18000円ほどでした。
それでも「前回は量的緩和で上手くいったが今回は上手くいくとは限らない、国債暴落する」と言います。
「国債が暴落する確率がとても低いと思いますが、確率は何%くらい?」と言う質問には答えられません。

日本が破綻する確率はマーケットコンセンサスにおいては0.6%です。これはCDS(クレジットデフォルトスワップ債権破綻保険)の値段で決まっています。
額面100に対して0.7の掛け金で100%保証してくれます。もし日本が3年以内に絶対破産すると決まっていたらCDSを3年連続で買いましょう。
そうすれば2.1%分の保証料で100もらえるのです。なんと50倍の儲け話なのです。是非お勧めします。
結局ここでも具体的な定義をしないのです。確率の低い事が明日にでも起こるかのごとく煽ります。
金融政策の効果は一瞬に出る。いきなり適度なインフレを飛び越して「ハイパーインフレになる!」も同様です。
極めて確率の低いことが明日にも起こるように言うのです。
我々日本人はノストラダムス予言「1999年人類滅亡」を少し信じていた世代が主役です。こういったデマには慣れています。
その後、、2012年とか、マヤの予言とか、古代エジプトの・・・、多くの人は学習してこんなデマでは盛り上がらなくなっているというのに・・・。


☆お知らせ
9月より毎週水曜日午後の外来をお休みとさせていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

12月の予定:年末はカレンダー通りの営業です。29日(月)、30日(火)は通常通り、
31日(水)は午前中のみ営業です。年末のシャンプー&トリミングのご予約はお早めに。

新年1月の予定:1日(木)、2日(金)は全日休。3日(土)は午前中のみ営業です。
5日(月)より通常体制とさせていただきます。