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戦争史観の転換ⅡⅩⅠ

2013年07月20日 | 歴史
 もし南北が円満に分かれていたら、州が国家となってヨーロッパのように国家がいくつかに分かれていたでしょう。
そうなったら我が日本の運命はどんなにか救われたでありましょう。縄文時代から育まれた島国にとって何という災い多き隣国でしょうか。
そんなものが350年前に突然生まれ、リンカーンが出現したおかげで20世紀の運命を変えてしまったのです。それは南アメリカを見てみれば分かります。
南アメリカは16の独立国が生まれ、それを統一しようという動きはもちろんありました。しかしできませんでした。それができたのがアメリカの偉大さだといわれます。
イギリスという市民革命を経た国とスペインという重商主義国家との違い、それによって北アメリカと南アメリカの運命は変わりました。それがアメリカ革命なのです。
そしてそれがフランス革命に影響を与えます。アメリカ革命こそ、世界史の中の革命の中の革命だと称える人もいます。
だからアメリカは偉大な国になったのだというのです。そういう論調で多くの歴史書は書かれています。本当ですか?、それは違うでしょう。
「アメリカはそこから世界に災いをばらまいたのではないでしょうか?」。特異な意見ではありません。アメリカ国内にもそういった思想がたくさんあるのです。
だが日本には一切これが輸入されないのです。日本に輸入されるのは「アメリカ革命は立派」、「フランス革命に影響を与えた」、「平等人権民主主義」…。
そういう思想だけを万歳というのがどんどん輸入されます。リンカーンの話はそういう立場で書かれます。
アメリカの統一は世界の災いだけではなく「アメリカ自身にとっても本当にプラスだったのか?」この疑問はアメリカ国内にもあるのに日本では紹介されません。
アメリカがそれができたのはメシア(救世主)的感覚です。リンカーンは宗教家です。少なくとも宗教的感覚の強かった人物です。
リンカーンまではアメリカは一国家ではなくて国家連合制が強かったのです。
よって奴隷があってもなくてもいくつかの州で分かれた国になってさえいれば、全く違った歴史を歩んだ国になっていたでしょう。
南部は当然の権利としてそれを要求し、今でも南部文化を主張しています。リンカーンはそれを突っぱねました。
それが偉大なるアメリカを生んだと称しますが、「偉大なるアメリカは不幸なるアメリカだ」ともいえるのではないでしょうか。
アメリカにとって国際社会は存在しません。アメリカは国家でありますが、同時に一つの世界でもあります。アメリカは常に世界政府を目指しています。
むき出しの暴力によって権力を作る政治を考えます。
「作られた権力の元での政治を考えるのは他の民族に任せておけば良い」
「アメリカは権力を作るんだ」
「世界の権力を作るんだ」。これは宗教的情熱無くしてはできません。

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