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戦争史観の転換ⅡⅩ

2013年07月19日 | 歴史
 南北戦争は大変な犠牲を払いながら連邦憲法に忠誠を誓う側と、州を大事にする側の、つまり国家全体に忠誠を誓うのとどっちが正統かという激しい戦いでした。
北部は南部をどうしても認められませんでした。逆にいうと、このことでアメリカはアメリカに勝ったのです。
南部を叩き潰すことによって強引なやり方で、凄まじいことを彼らは行いました。焦土作戦です。
戦争終結後、食べ物(作物)はそのまま残していくのが当時の普通のやり方だったのに、「鳥がついばむ種一つ残すな」という戦争でした。
北部の南部に対する屈辱的な極限的な、ここから第二次大戦後の”戦争犯罪”と言う概念が誕生したといわれるほどの凄まじい戦争だったのです。
リンカーンは「奴隷のために戦った」のではなくて「連邦国家を作るという正義のため」にはどんな残虐なこともいとわないという考えを持っていました。
奴隷のためにはそこまではやりません。それがアメリカなのです。国家を作るためにやるのです。
南部のデービス将軍を捕まえたとき、足枷をかけて鎖を付けて囚人室に投げ込んで屈辱を与えるというやり方は、武士道においては考えられません。
白人の世界に流れている戦争犯罪の思想は全てがこんな調子なのです。
 最近ではイラクのフセイン大統領の例があります。彼は穴蔵から引っ張り出されました。その後、罵倒を浴びせられながら処刑されたのです。
人道は地に落ちました。ヒットラーの時でさえ、ベルリンの特定の場所で潜伏しているのが分かっていましたが、爆撃されませんでした。
自殺するのを待って、それから侵攻していったのです。それが当然だったのです。人類は”最後の名誉”というものが分からなくなったのです。
カダフィー大佐の時も残酷に、盗賊のような民兵にリンチの上に射殺させました。リンカーンは奴隷のためにそんなことはしません。
しかし愛国のためにはそれをやるのです。国家のためにやるのです。ある意味ナチスのような、凄まじい考え方です。
「国家は一つ、州の独立は否定されるべき」、19世紀以降のアメリカの膨張の礎石がここで築かれました。
南北戦争以降、急速にアメリカ経済は発展し、産業国家としても一度に大きくなっていきます。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
7月の予定
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