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デフレからの脱却・・・まずはそこからⅩⅥ

2012年06月12日 | 政治経済
エクルズは国民世論に訴えるために政治家のような概念も語っています。

『デフレ、世界恐慌は大変危険です。我々はこれまでに無い、大胆で勇気ある指導力を必要としています。
新たな社会思想、経済哲学を必要としているのです。19世紀の経済学(市場原理主義)はもはや役に立たなくなりました。
それの(アダムスミス以来の)150年の寿命が終わったのです。
自由競争と無制御の個人主義による正統の資本主義システムはもはや役に立たないのです』

自由競争と個人主義はダメだとアメリカ人が言っているわけです。これくらい変わったと言うことです。
デフレは資本主義では無い状態ですが、民主主義も危機です。民主主義も壊れるとエクルズは心配しています。

『デフレはあまりにも破壊的なので、人々は痛みを伴う改革を我慢できません。民主政治が崩壊してしまうでしょう。
民主主義を守るために財政出動と金融緩和が必要な時なのです』

『敵国との戦争から国民の人命を守るために使われるのと同じ債務が、平和時においては失意と絶望から人命を守るためににも使われる』

この場合の敵国とは日本のことです。日本と戦うために軍艦が必要だったら戦時国債を発行します。
「財源がないから軍艦作りません」なんてしませんよね?。日本はしそうですけど・・・
デフレは本当にやばいからお金を惜しむな、財源を惜しむな。今の日本の場合は戦争でなくて震災ですね。
震災復興のために赤字を惜しんではいけません。なのに日本は3月の震災の後、6月に財源の議論を始めてしまいました。
エクルズは

『戦争を戦うためには政府の能力には制限がないのと同じに、恐慌と戦う政府の能力にも制限はない。
両方とも人的資源と物質資源、頭脳そして勇気のみにかかっている』

と訴えました。

インフレとデフレは現象が逆です。だから対策も真逆です。
ところが我が国はインフレ退治に人為的にデフレを起こすデフレレジームをずっとやり続けました。
デフレレジームの中で皆議論している状態です。この中で首相や政権が交代しているのではデフレは脱却できないのです。
よってデフレレジームからインフレレジームにレジームチェンジが必要です。
多くの経済学者はデフレレジームの中で議論をしているのでいくら聞いても無駄です。
政策通と言われる政治家、改革派と言われる官僚は皆デフレレジームの中で評価された人たちで、
彼らの言うことを聞いているとデフレが起きてしまうのです。


☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
フィラリアの予防を開始しましょう。
ワンちゃんたちの狂犬病ワクチン接種の時期です。できれば6月30日までにお願います。

6月の予定
6月9日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。
6月23日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。

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