goo blog サービス終了のお知らせ 

安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

目標毎日更新
動物病院の日常、広報、呟き
午前9:00-12:00 午後4:00-7:00
休診:日曜祭日、水午後

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅥⅩ

2023年06月29日 | 歴史
三島の理屈によると増田総監は自決する可能性のある侍なのです。
武士は眺めの恥辱を受けたらそうするに違いないと考えました。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅨ

2023年06月28日 | 歴史
 11月25日、防衛庁自決事件の事に触れます。
新聞によると増田総監が自決しないように、眺めの恥辱を与えたとされています。
捕縛して総監を押さえ込んでから三島は自決しました。総監も自決するかもしれないと三島は考えて、
護衛してから引き渡すように学生に命令しています。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅧ

2023年06月27日 | 歴史
 音楽家ワーグナーと重ね合わせると、ニーチェとワーグナーの関係にあたるでしょうか。
ニーチェは最終的にワーグナーを認めなくなりました。偽物として切って捨てたのです。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅦ

2023年06月26日 | 歴史
 最終的に三島はメタフィジック(形而上学)な自分の宇宙世界を築こうという思いを持ち続けました。
『豊穣の海』がまさしくその野心です。ライフワーク。世界全体を包み込む宇宙を構築しようと思っていたのでしょう。
彼の最後はやはり自分が構想した世界に殉ずる、礎になる気持ちがあったのかもしれません

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅥ

2023年06月25日 | 歴史
 『豊穣の海』にそれを感じます。
輪廻転生、仏教の唯識論とか何とか大きな世界観を作ろうとするけれどなかなか上手く溶け込んでいきません。
悪戦苦闘の跡が最後のライフワークに出ています。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅤ

2023年06月24日 | 歴史
 確かに彼の小説には笑いがありません。一方で彼の作った歌舞伎には笑いに満ちあふれています。
枠組みがあって無理矢理自分を押し込んで世界を展開していくと悠々と自然に笑いがあふれ出てくるのです。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅣ

2023年06月23日 | 歴史
彼の作品は大きなユーモアに包まれていません。笑いがないのです。自分が作っていくという意識が強いのです。
そうせざるを得ませんでした。だから彼のいい作品は劇であったり短編であったり結晶するものです。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅢ

2023年06月22日 | 歴史
一方で三島は悲しいことに現代の作家でそれが悲劇であり彼の偉大な才能はそういう物と出会えなかった戦後という物でした。
そういうものは日本からもう無くなっていました。それでもやろうとしたから彼は大変でした。
大きな叙事の精神で思想小説を展開できることがあればよかったのにと思います。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅡ

2023年06月21日 | 歴史
それを大きな歴史の意志に委ねています。それがトルストイ『戦争と平和』、トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』、
『ブッデンブローク家の人々』、ショーロホフ『静かなドン』、島崎藤村『夜明け前』、
そういう大長編は皆流れの中に叙事の中に自分が入っていつか見えなくなってしまいます。
見えない物もあるし見える物もあります。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩⅠ

2023年06月20日 | 歴史
 結局三島は叙事作家ではなくて演劇家であり思想家であったのでしょう。
三島は小説とかを利用した思想空間を作ろうとした人で、
叙事作家とは自分の身体が大きな歴史の中に包まれてしまっていて
作ろうとしないでも歴史の精神が乗り移って自然に物語を語っていく人です。
歴史の流れの中で自分が見えない部分もあるし、見える部分もあります。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅤⅩ

2023年06月19日 | 歴史
 秩序はある意味で秩序を超えて、自分がより高みへ行きたいという思いで強固な秩序をほしがったのでしょう。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅣⅩⅨ

2023年06月18日 | 歴史
花田清輝は『仮面の告白』を読んで三島と太宰の共通性という訳の分からんことを指摘していますが全く異なります。
秩序、形式感、制約の中でこそ死とエロスという物が美を放つという思想でした。
その形式感が若い頃から古典主義という一貫した、表現する者として制約、
例えば国家が出てくるとか天皇が出てくるとかどれか一つと限定されませんが、制約を求めていました、秩序を求めていました。
そこで一貫していたことの方が大きいでしょう。天皇に全て自分の人生、表現を全て仮託していたというのは違うと思います。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅣⅩⅧ

2023年06月17日 | 歴史
死とエロスは三島の初期から一貫したテーマです。
死とエロスを日本の私小説的な世界で表現すると豊潤に流れてしまうという危機感を三島は若い時から持っていました。
だから太宰が大嫌いでした。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅣⅩⅦ

2023年06月16日 | 歴史
 三島はそういう意味でとても、いつも寂しい人でした。
今の作家は孤独よりも社会と切り結んでいるイメージの作家が多くなってしまいました。いわゆる文化人と言う人たちですね。
寂しさを引き受ける人がいなくなってしまいました。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅣⅩⅥ

2023年06月15日 | 歴史
 最近の作家は我が世の春っていう作家が多すぎて、報われすぎていると思います。
作家は自分は報われたと思った時点でアウトでしょう。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする