野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

春を探しに

2013-02-08 | 散歩

  立春はとうに過ぎたが、寒さの厳しい日が続いている。それでも春は近づいてきているのだろう。つい先だって降った雪も2,3日で跡形もなく消えてしまった。

花の名としては時期遅れとなってしまったが、セツブンソウに会いたくて野川観察園に出かけてみた。

 

 ポカポカとして気持ちの良い陽気だ。着ていたセーターを脱いでリュックに詰めてから歩き出した。

ロウバイが早くも旬を迎えている。

 

 余りの陽気のせいで水浴びを繰り返す鳥たちも多く見かける。

 

 ツグミは水浴びした後も湯船につかるように暫く水の中から出ようとしない。

 

 こちらではムクドリが入れ替わりの集団沐浴

 

それを羨ましそうにジョウビタキが見つめている。

 

餌を求めてひっきりなしに動き回っているのはヤマガラ

 

 少し離れた川原ではカワセミがじっと水面を見つめている。

 

 観察園に入ると、氷の解けた池の中にはコサギがいた。

 

 足元の同心円状のさざ波はサギの餌を取るためのテクニック foot stirring(足ゆすり)でおこされたもの。

 

 観察園の奥の方まで来て、春の日差しを一身に受けたようなフクジュソウを見つけた。

 

 

 その近くには地面にへばりつくように小さな花を咲かせているセツブンソウ

 

 春先に咲く命短い花たちをスプリングエフェメラル(春の妖精)というが、その妖精たちのなかでこの花が真っ先に咲きだす。白い5枚の花弁(本当は萼片)と青紫色のおしべ、蜜腺をもつ黄色いめしべ、見るからに可憐な小さな花だ。

 

 毎年節分の前後と余りに早く咲くので、山歩きでは秩父で一度見かけたきり。その時はカタクリと一緒に雪の中で咲いていたが、花の余りの小ささに驚いた記憶がある。

 

 嬉しいことに今年の春ももうすぐのようだ。

 

 

 

 

 

 

 


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