野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

森林科学園の紅葉

2011-12-10 | 植物園

 

 

 12月初旬小春日の陽気に誘われて、桜で有名な高尾の森林科学園を訪ねた。

 

 

 桜の時期は大変な人出になるのだが、この時期は本当に人が少なく落ち着いた雰囲気で散策が楽しめる。

 

 

背の高い巨木が多いので、圧倒的な迫力を持った紅葉を目にすることができる。箱庭のような庭園の紅葉とはまた違った趣があって楽しい。

 

 

 木陰にたたずむ森の家にも人気は感じられない。。

 

 桜の木々はほとんど葉を落としてしまっているが、斜面のところどころにたつ楓の大木が彩りを添えている。

 

 

それでも向かい側の山に目をやると、ほとんどの木々は葉を落としもうすっかり冬の装いだ。晩秋と初冬の狭間にいて季節の推移を眺めている気分だ。

 

 

 

切れ込んだ谷間に立つ針葉樹

 

 崖からつりさげられた楓の紅葉

 

 

 

 枝先から「枯れ」が始まる。

 

 木に絡まるツタも美しい

 

 

 

 

 

 天に突き刺さるかのようなモミジバフウの巨木。この木の紅葉は、葉の形もよく色も赤から黄へのグラデーションが楽しめる素晴らしい紅葉なのだが、残念ながら少し遅かったようだ。

 

 暖かな斜面に腰を下ろし休んでいたら、傍らに咲くリンドウに気が付いた。

 

 持参してきたおにぎりを食べ、鳴き交わす野鳥の声に耳を傾けながら、終わりを迎えつつある秋を見送った。

この辺で。