野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

冬の野鳥11

2015-03-10 | 探鳥

 立春もとうに過ぎて今更冬の野鳥でもない……のだが、まだ冬鳥がいるのでまぁ勘弁してもらおう。

今回は秋ヶ瀬公園のベニマシコを中心に。

立ち入り禁止のテトラポットの手前にベニマシコを見つけた

 

お腹の赤色が綺麗だ

 

 

あと4,5羽いるのだが、やぶの中をうろうろしていてなかなか姿を見せてくれない

 

こいつだけはセイタカアワダチソウの実を食べるのに夢中

 

いかん近づきすぎたようでちょっと警戒の目線

 

かわりのもう一羽

 

 

やはりこちらを伺った後対岸へ逃げて行ってしまった。

 

少し離れたところでホオジロの囀りが聞こえてきた。

 

 

そっと近づいて

 

一生懸命首を持ち上げ空に向かって囀っている。

 

こちらはモズ

 

モズにも恋の季節がやって来たようで、番でいたのだが、なかなかワンフレームに収まってくれない

 

 翼に白斑があるこちらは♂のようだ。

 

近くにいたこちらの個体が♀ということでいいのだろうか

 

初めはお腹が白っぽく見えてアカハラかシロハラか迷ったのだが…

 

 

尾羽に白斑があるのでシロハラだろうか

 

でも飛び去る姿を見ているとお腹は十分赤いように見える。

 

うーんわからない。

この辺で。


冬の野鳥10

2015-03-05 | 探鳥

今回は近くの池で見かけたクイナを中心に。

梅も咲き、柳の枝も青みを増して景色はすっかり春めいてきた。

 

 

暖かい春の日差しを浴びて微睡むコガモたち

 

おどけた表情を見せたヒドリガモも。もうすぐ渡りの時期を迎える。

 

オオバン

 

一回り小さいバンは岸に上がって採餌中

 

表情を撮ろうとしたら逃げられた

 

オナガガモと比べると意外と小さいのに驚かされた。

 

エナガ、シジュウカラ、コゲラの混群がやって来て、慌ただしく去っていった。

 

そのわけは近くの枝にモズがいたから

 

そのモズは頻りに地上に降りては餌を探しているが、なかなか食事にありつけないようだ。

 

 カワセミも見つけた

 

そのカワセミにも恋の季節がやって来たようだ

 

珍しく葦枯れ枝にとりついて虫を探しているコゲラ

 

ネコヤナギも花を咲かせている。

 

枯れた葦の根元にクイナを発見

 

暫く待っていたらそろそろと動き出した

 

 

 

 

 ゆっくりとした動作で餌を探し始めた

 

 

警戒心を解いて伸びをしている。艶のある羽が美しい。

 

それも束の間、知らないうちにもう一羽の縄張りを犯したようで、追い払われて慌てて逃げ出した。

 

 一瞬のことで2羽の争いを撮り逃してしまった。残念。

 

それにしても逃げ足は非常に速い

 

この辺りまで逃げてきて安心したのか再び餌探し

 

正面から見るときりっとした良い顔立ちをしている。

 

餌を探すときはとてもゆっくりとしている

 

 

時折周囲を見回して警戒を怠らない

 

 じっと動かないで観察していたら、さまざまな仕草見せ楽しませてくれたクイナでした。


飯能ひな祭り

2015-03-01 | 探鳥

  2月17日から3月8日まで開催されている飯能雛飾り展に出かけてきた。

天覧山の登山口にもなっている郷土館傍の駐車場に車を止めた。この郷土館にも雛が飾られている。

御殿雛

 

 

少し街中に下った所に店蔵絹甚がある。

 

 吊雛が雛段をより豪華に飾り立てている。

 

手毬

 

東飯能の駅近くにある飯能市市民活動センターにも高校生や老人ホームの微笑ましい手作り雛が飾られていた。

 男雛女雛が2次元なのが今風の高校生らしい

 

心がこもっていてほんわか心が和めるお年寄りたちの手作り雛

 

老舗の吉田屋

 

 

埼玉には岩槻や鴻巣などの雛祭りを観光にしている町が多いのだが、ここ飯能市では今年10回目の素朴な味わいが魅力な雛祭りが催されている。

靴屋さんの商品棚の一角に飾られた雛飾り

 

 昔のままの乾物屋の一角にも雛飾りが置かれている。

 

石屋さんには石で作った雛飾り

 

 

パン屋さんのパンの吊るし雛にも驚かされた

 

帽子屋さん

 

 寿司屋の水槽の上にも

 

中には明治時代の古い雛も飾られている

 

 

 

瀬戸物屋さん

 

商工会議所

 

郵便局

 

服屋さん

 

 

床屋さん

 

 

化粧品屋さん

 

 果物屋さん

 

 去年訪ねた岩槻の雛祭りや4年前の鴻巣のびっくり雛祭り(下の方)とはまた一味違った鄙びた味わいのあるひな祭りだった。ただ残念なことに、ガラス越しの雛飾りが多いので写真に撮るのが難しかったことが私的には惜しまれた。

この辺で。


冬の野鳥9

2015-02-24 | 探鳥

 今回は奥多摩湖のアトリ

 

 

まだ雪があちらこちらに残っている。風も結構冷たいが、日当たりの道を歩いていると春の近さも感じる。

 

 アトリを見つけた

 

 

 

アトリは冬鳥として日本全土に渡来する。個体数は年により変動が大きく数万羽の大群をなす年もあるそうだが、今年はまだ小さな群れや番にしか出会えてない。

 

 

 

渡って来たばかりの秋には警戒心もあって木の実を食べることが多いが、冬になると地上で草の種や穀類などを食べることが多い。

 

 

思わず近づきすぎたのか、警戒をしているようだ。

 

 

 アトリ類は日本で8種が繁殖する。カワラヒワは市街地でも普通に見かける。イカルやシメも冬には市街地に降りて来て見かけることが多い鳥だ。

 

 

 マヒワやベニマシコ、ウソもアトリの仲間で、色が鮮やかで探鳥で会えると嬉しい鳥たちだ。更にベニヒワ、イスカ、ハギマシコとなるとかなりの幸運と根性が必要となる。

 

 夏になると頭は黒褐色になるのだが、日本ではこれを見ることはなかなか出来ない。

 

一度飛び立っていったが、今度は番で現れた。

 

 

奥多摩湖はまだまだ冬の装いだ。


冬の野鳥8

2015-02-18 | 探鳥

 今回は近場で見られた、というよりも探し当てたタシギとクイナ

 

木道が走っている池。その脇には2mを超える枯れた芦が立っている。芦原にはシジュウカラとエナガの混群が顔を覗かせている。その根元の水路では、ほとんど同じ色をしたタシギが採餌中だ。

 

 この辺ではタシギは冬鳥。長い嘴と黒褐色と淡褐色の縞模様の背中が特徴の鳥。大きさはヒヨドリとほぼ同じだが、嘴の部分が長いので、本体はムクドリより少し大きい位だ。

 

餌を探し求める嘴の動きが水面に小さな円を描いている。餌は土中のミミズや貝の仲間がおおい。

 

何かを見つけたのだろうか

 

 残念ながら空振りだったようですぐに顔を上げた。

 

 

 

それにしても見つけにくい。すぐそばにいても何人もの人が気づかずに通り過ぎていく。一度見つけても何かに気を取られているとすぐに見失ってしまう。

 

 今度はクイナ。こちらも見つけにくさでは負けていない。しかも警戒心がとても強く、日中は倒れた芦原の陰に隠れてじっとしていることが多いので尚更だ。ただ朱色の嘴だけが唯一目に付くところだ。

 

クイナは関東地区では冬鳥。 北海道や本州北部では繁殖もするそうで、一度は黒い羽毛をしたヒナを見てみたいものだ。

 主な生息地は田んぼや小川の草地。

 

 辺りに人の動きがないのを見計らい動き出す。動きは結構素早い。

 

 

 

人が通りかかるとすぐに動きをやめ、しゃがみ込む。

 

 誰かが見ていると知ると、芦原の陰に入り込んで人の立ち去るのをじっと待っている。

 

 

 

おまけは黒い体をしていてとても見つけやすいオオバン

 

そして水面から顔を出して鳴き始めた番いのカエル(種類はわからない)

 

この辺で。