野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

粟島を訪ねる①

2015-04-20 | 探鳥

 3泊4日の予定で新潟県の粟島を訪ねてきた。粟島は佐渡島の北方に位置する東西4.4km、南北6km、周囲23kmの島、粟粒のように小さいことから名がつけられたという。昨晩(4月19日)帰って来たばかりで整理がつかないので、今回は前泊した村上の桜を見てもらおう。

 三面川中州公園の桜はちょうど見頃だった

 

 左は種川と呼ばれる江戸時代に鮭の稚魚の保護のために作られた川。

 

 

サクラの向こうには村上城跡のあるお城山

 

 

 この日は曇り空、春の柔らかな日差しが桜の色をやさしく見せていた。

 

 

 平日の黄昏時、人の数は少ない

 

すぐそばを流れる川は、遠く朝日連峰からの雪解け水を源流とする三面川。左岸から上流方面を見ている。水量は驚くほど豊かだ。

 

川岸には水仙とそしてびっしり咲いたヒメオドリコソウ

 

ノ ウルシも目に付いた

 

対岸にも桜並木がある。

 

浅瀬にはコサギとカルガモの群れが寛いでいた

 

隣接する鮭公園にも寄ってみたが、イヨボヤ会館はもう閉館していた。薄暮の中の枝垂れ桜。

 

 

 

 

さあいよいよ明日は待望の粟島だ。

 

 

 


名栗湖付近を歩く

2015-04-16 | 探鳥

 

  桜がすっかり散ってしまった頃、埼玉県飯能市の郊外にある名栗湖に出かけた。

湖畔に咲く山桜が美しい

 

 

 

 それでも見頃には少し遅すぎたようだ。去年の4月16日の記事ではこんな具合だ。

付近の低山に咲くアカヤシオもすっかり終わっていた。

ミツバツツジは咲き始め

 

奥武蔵の春の低山を彩るたくさんの花たちが咲きだしている。林道沿いに多いキケマン

 

ジロボウエンゴサク

 

ネコノメソウの仲間

 

マムシグサの仲間もにょっきりと顔を出していた。

 

ミツバツチグリ

 

モミジイチゴ

 

そしてキブシ

 

 幾つかのスミレにも出会えた。スミレのプリンセスともいわれるヒナスミレは、日差しを求め山道に沿って斜面に咲いている。

 

 

 厚く敷き積もった枯葉の間から何とも可憐な顔を覗かせている。すぐそばを通るたくさんのハイカーには気づかれることなく……。

 

 

よく見たらヒナスミレとはちょっと違うスミレが一株だけ咲いていた。どうやらアケボノスミレのようだ。こちらはスミレの女王と言われる。

 

 

その他マルバスミレやエイザンスミレにも出会えた。

 

 

 だいぶ高くまで登ってきた。この辺りまで登ると、イワウチワを見ることが出来る。

 

 

イワウチワはイワウメ科の多年草で日本固有種。同じ科のイワカガミほど知られていないが、花の可憐さでは引けを取らない。

 

色は真っ白からピンク色の強い個体まで見られる。

 

 

花言葉は春の使者。

 

この花を見るのは限られた場所、そして限られた僅かな時期だけだ。

今年も出会えたことに感謝。

 


金山調整池のクイナ

2015-04-02 | 探鳥

 いつものように金山調整池のクイナ

枯葉の山から顔を一部だけ覗かせている。

 

敵はいないと踏んだのかやっと出てきた

 

それでも用心して

 

冬の間、殺風景だった池も緑色の若葉が目立つようになってきた。さぁて餌探しだ。

 

朱色の嘴がチャーミングだ。

 

リラックスしたのか羽繕いを始めた。

 

 警戒心は怠らない

 

人が通りかかると、すぐに走って隠れ家に向かう。とても素早い。

 

 

 暫く隠れてから再び餌探し

 

おや、何か見つけたようだ

 

くわえているのはザリガニのようだ

 

 叩きつけてはくわえ直し、弱ったところで飲み込んだ。

 

食べ終えた後の満足気な顔

 

この辺で。


城山カタクリの里

2015-03-26 | 探鳥

 14日の開園から一週間ほどたった頃、今年もやっぱり待ちきれず早めに訪ねてしまった。入園料も通常500円のところ、まだ咲き揃ってないということでこの日は300円。得なのか損なのか(早すぎて)……。

 それでも春らしい鮮やかな色彩はそこそこみられる。 赤やピンクは玄海つつじ、黄色はミツマタとヒュウガミズキ、白は早咲きの桜。

 

お目当てのカタクリは全体的には2.3分咲き

 

 

 

 日差しはなかったが、少し暖かくなったのか花を開いてくれた。咲き始めのカタクリは濃い赤色をしている

 

 

 

 

数株ある白花カタクリはまだこれからといったところ。

 

 

 カタクリには早いものの、この時期ならではの見頃のユキワリソウに出会える。

 

 

 

 

ユキワリソウ(オオミスミソウ)は色や形の変化が多彩で見ていて楽しい。日本海側の低山を訪ねたとき、自生の花も多種多様に咲いているのを見て驚き感激したことがあった。

 

 

 

 ショウジョウバカマや、キバナセツブンソウも旬はカタクリの咲き揃う前

 

 

 

ただ残念ながら、大好きなイワウチワはまだ蕾だった

 

 独特の風情を持つコシノコバイモ

 

オキナグサ

 

 

木に咲く花も紹介しよう

サクラゲンカイツツジ

 

ヒカゲツツジ

 

赤花のアセビ

 

マンサク

 

 独特の芳香を放つシキミ

 

ミツマタ

 

ヒュウガミズキ

 

 

キブシやクロモジは低山でもよく見かける

 

 

咲き始めたばかりのシデコブシは、すぐに鳥に食べられてしまうだろう。

 

お終いはミモザ、房アカシアや銀葉アカシアの別名もある。

 春本番を告げるにふさわしい、色とりどりの花々を満喫できた一日だった。


冬の野鳥12

2015-03-13 | 探鳥

 同じ秋ヶ瀬から。小雨の降りやまなかったこの日は人が少なく、子供の森も閑散としていた。

期待しないでヤドリギの所の水場で待っていると、ヒレンジャクが6,7羽でやってきた。

初めに高い枝から一羽だけ降りてきた

 

暫くすると続いて5,6羽やってきた。

 

この日はとても寒く、ヒレンジャクの体を膨らましている姿が可愛らしい

 

ちょっと近づきすぎてしまったか、どうやら警戒しているようだ

 

じっと此方を窺っていて、餌も食べず水も飲まずに再び去っていった。

 

付近を一周して戻ってみると再び群れがやってきていた。入り組んだ枝の中で休んでいる。

 

 

 

中々警戒して降りてこない

 

 

 やっと警戒を緩めたのか、やや低いところにあるヤドリギの木の傍までやってきた

 

潜り込んでヤドリギの実を啄んでいる

 

 

 

この後水場に降りてくるのを小半時待ったのだが、この日はのどが渇かなかったのか残念ながらついぞ見ることはできなかった。