<J1:湘南1-1神戸>◇第10節◇6日◇BMWス
神戸FWマルキーニョス(39)が、Jリーグ史上2人目の通算150ゴールに到達した。0-0で迎えた前半33分、ペナルティーエリアの外でボールを受けると、右足で狙いすましたミドルシュート。ゴール右上に突き刺す、均衡を破る今季初ゴールとなった。
元日本代表FW中山雅史氏(47=日刊スポーツ評論家)の歴代最多得点記録に「7」と迫る節目弾。外国籍選手では初の大台となった。得点後はサイドラインで揺りかごダンスを披露し、1日に長女が誕生したFW石津と踊り祝福した。
先制されたホーム湘南だが、前半終了間際に追いついた。ロスタイム5分、土壇場で獲得したPKをU-22(22歳以下)日本代表主将のDF遠藤航 (22)が決めた。ゴール右隅に力強く蹴り込み、PKだけで今季3点目を挙げた。いい時間帯に試合を振り出しに戻して、前半を終えた。
神戸はハーフタイムにマルキーニョスが交代した。前半開始10分ごろに痛めた右足が原因とみられる。代わって入った石津が後半30分にカウンターで決定 機を迎え、右足で左クロスに合わせたもののゴール上に浮いてしまった。湘南はFW高山のクロスやシュートを軸に好機を演出したが、こちらもゴールには至ら なかった。1-1のまま試合終了。勝ち点1を分けた。