4月21日(火)4時31分配信
夜通し行われたTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる日米の閣僚協議は、21日未明に終了しました。甘利TPP担当大臣は「2国間の距離は相当狭まってきた」と述べましたが、最終的な決着は持ち越されました。「2国間の距離は相当狭まってきましたが、コメを含む農産品と自動車については依然として課題が残っており、まだ合意までには努力を要します」(甘利 明 TPP担当相)
「日本とアメリカの意見の隔たりは大幅に狭まったが、問題の解決のために協議の継続が必要」(フロマン通商代表)
甘利TPP担当大臣とアメリカのフロマン通商代表の協議2日目は、20日朝から断続的に行われ、21日午前3時過ぎに終了しました。日米両国はともに 「2国間の距離は相当縮まった」という認識を示しましたが、焦点となっていた「コメ」と「自動車」については依然として意見の隔たりがあるため、最終的な 決着を目指して、今後、事務レベルでの調整を続けていくことになりました。
そのうえで、甘利大臣は、28日に開かれる日米首脳会談では「交渉の進展を歓迎できるのではないか」と述べました。(21日05:33)