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車中泊避難の女性死亡 熊本地震で初 エコノミー症候群と22人診断

2016-04-19 21:14:25 | 地震
 
4月19日(火)12時33分配信

 熊本市は19日、熊本地震の避難で車中泊をしていた女性(51)が「エコノミークラス症候群」で市内の病院に搬送され、死亡したと発表した。同症候群で死亡が確認されたのは今回の地震で初めて。西日本新聞の調べで同症候群の疑いがあると診断された患者数は同市内の4病院だけで死亡した女性を含め、同日午後1時現在で22人に上った。

車中泊の避難者、エコノミー症候群予防法は?

 熊本県内の避難所には11万6861人が身を寄せており、車内で避難生活を送る人も多い。県によると、車中泊をしている人の数は把握できていないという。病院関係者は「水分を十分に取り、できるだけ体を動かしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 同市によると、死亡した女性は同市西区の自宅敷地内で車中生活をしており18日朝、車から降りたところで倒れた。国立病院機構熊本医療センター(同市中央区)に心肺停止状態で搬送され、その後死亡が確認された。担当の医師は「典型的な同症候群の症状だった」と言う。

南阿蘇村で最低気温2・6度を記録

 熊本赤十字病院(同市東区)でも5人が同症候群と診断された。いずれも車中泊をしており、17~18日に体調不良を訴えて同病院に搬送された。

 済生会熊本病院(同市南区)では17日から18日にかけて搬送された30~70代の男性2人、女性8人が同症候群と診断された。うち3人は一時意識不明の重体だったが、その後2人は意識が回復。1人は別の病院に搬送された。

 熊本県を中心に14日から続発している地震で、8人が行方不明となっている同県南阿蘇村の土砂崩れ現場で19日朝、心肺停止の女性1人が見つかり、熊本県警は死亡を確認した。同日午後には付近でさらに1人が見つかった。村によると、性別などは不明という。14日以降の地震による県内の死者は計45人となった。亡くなった女性と、18日に死亡を確認した女性が行方不明者に含まれているか、県警などが確認を急いでいる。自衛隊や警察は前日に続き、2500人態勢で行方不明者の捜索に当たった。

 陸上自衛隊によると、19日に2人が見つかったのは同村河陽の高野台地区の土砂崩れ現場。生存率が急激に下がるとされる「72時間」が同日未明に経過。陸自は同日以降、一部の捜索箇所では24時間態勢で捜索を続ける方針。

 また、14日に震度7の地震に見舞われた同県益城町は19日、町内の住家の被害を17、18日に調査した結果、全壊1026軒、一部損壊を含む半壊が4374軒となり、町内の全住家の半数近くで被害が確認されたと発表した。町によると、この中には調査時点で既に撤去されていた建物は含まれていないという。

 気象庁によると、14日以降、19日正午までに観測した震度1以上の揺れは610回となった。

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