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① ""アジア市場 軒並み値下がり 米中貿易摩擦など懸念""
2019年1月2日 19時33分株価・為替
アジアの株式市場は2日、ことし最初の取り引きが行われ、米中貿易摩擦の行方や中国の景気に対する不安感から各地で値を下げました。
アジアの株式市場では2日ことしの取り引きが始まりました。
ほとんどの市場で午前中から値を下げる展開になり、香港は代表的な株価指数が去年の年末に比べて2.77%値下がりし、終値で2万5130.35ポイントと大きく値下がりしました。
米中貿易摩擦の行方に対する不安に加え、年末に発表された中国の製造業の景況感を示す経済指標が低調で、景気の減速感が強まっていることなどが背景にあります。
▽シンガポールでも0.97%、
▽台湾で1.78%、
▽韓国で1.52%、などといずれも値を下げてことし最初の取り引きを終えています。
ことしの見通しについて大和証券キャピタル・マーケッツ香港の頼志文首席エコノミストは「最も懸念されるのは米中の貿易摩擦の行方で、3月1日までに両者の間で協議が進むことが期待される。ただ、何らかの解決策を見いだしたとしても不確実な状況は変わらないだろう」と話しています。
アジアの株式市場に続いて、ヨーロッパの各地でも最初の取り引きが始まったほか、このあとアメリカ・ニューヨークでも始まり、世界の市場の動向が注目されます。