(噴火が止まったハレマウマウ火口。巨大なお椀型の地形になっている(USGS))

(溶岩噴出口の底部分。小さな赤いスポットしか見えない(USGS) )

(溶岩流出が止まった海岸。手前の港からは直接、海岸に出られたが、溶岩によってせき止められ、ラグーン(礁湖)ができた(USGS) )

① ""キラウエア火山 溶岩止まった噴出口にドローンが接近!終息宣言はいつ?""
(動画)
2018年08月22日 11時47分
② ハワイのキラウエア火山では、溶岩流出が止まってから2週間余り経った。米地質調査所(USGS)は17日、噴出口の上空にドローンを飛ばし、火口内の撮影に挑んだ。
今年5月の爆発以来、活発な火山活動を続けてきたキラウエア火山では今月6日以降、溶岩の流出がなく、ハレマウマウ火口でも噴火が起きていない。海へ流れ込んでいた溶岩流の量も少なくなったため、有毒な二酸化硫黄(亜硫酸ガス)の排出量が2007年以降、最も少ない状態が続いているという。
ハワイ火山観測所(HVO)は過去2週間、火山活動が再び活発化する兆候がないかを確認するため、東リフトゾーンの溶岩噴泉上空にドローンを飛ばし、火口内の撮影を実施。今月6日時点では、赤く輝くマグマの溶岩湖があり、17日の観測ではガスの放出は続いていたが、マグマの頭位はふたつのスポットしか確認できなかったという。
ハワイ火山観測所は今月18日、キラウエア火山の警戒レベルを最高危険度の赤からオレンジに引き下げたが、「小康状態がいつまで続くかは予測できず、火口壁が崩落すれば、いつでも噴火活動が活発化する可能性がある」として終息宣言を出すには至っていない。