(台風13号拡大図)

① ""平成30年 台風第13号に関する情報 第27号""
平成30年8月7日05時16分 気象庁予報部発表
(見出し)
強い台風第13号は8日から9日にかけて暴風域を伴って東日本太平洋側に
かなり接近するおそれがあります。また、台風接近前から前線の活動が活発
となる見込みです。東日本太平洋側を中心に大雨、暴風や高波に厳重に警戒
してください。高潮にも警戒が必要です。
(本文)
[台風の現況と予想]
強い台風第13号は、7日3時には父島の北東の海上にあって、1時間に
およそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクト
パスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メート
ルで中心から半径100キロ以内では風速25メートル以上の暴風となって
います。
台風は今後も強い勢力を維持して、暴風域を伴って北北西へ進み、8日に
は伊豆諸島に接近し、その後、9日にかけて東日本太平洋側にかなり接近す
るおそれがあります。また、関東甲信地方には前線が停滞しており、7日夕
方から台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、台風接近前から前線の
活動が活発となる見込みです。
[防災事項]
<大雨>
停滞する前線により、7日昼過ぎから関東甲信地方を中心に、雷を伴って
激しい雨が降る見込みです。台風の接近する前から大雨となり、台風周辺の
雨雲がかかる8日から9日にかけて、関東甲信地方を中心に非常に激しい雨
が降り、降り始めからの総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
8日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
関東甲信地方、東北地方 80ミリ
その後、9日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
、
関東地方 200から300ミリ
東北地方 150から200ミリ
伊豆諸島、甲信地方 100から200ミリ
です。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください
。
<暴風・高波・高潮>
伊豆諸島では8日には海上を中心に風が非常に強くなり、8日昼過ぎから
猛烈な風が吹き、大しけとなるでしょう。関東地方の海上でも暴風となり、
海は猛烈なしけとなる見込みです。東北太平洋側や東海地方でも大しけとな
るでしょう。
8日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
伊豆諸島 30メートル(45メートル)
関東地方 25メートル(35メートル)
8日にかけて予想される波の高さは
関東地方 10メートル
伊豆諸島、東北地方 8メートル
東海地方 7メートル
です。
暴風や高波に厳重に警戒してください。
また、年間で最も潮位が高い時期となるため、台風接近時を中心に高潮に
警戒・注意してください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してくだ
さい。次の「平成30年 台風第13号に関する情報(総合情報)」は7日
17時頃に発表予定です。