「世界の梅公園」の展望台から山道を下っていたとき、ウリ坊の行列に遭遇しました。10匹ほどが道を横切ったんです。
鹿の食害でアジサイはやられていたのですが、イノシシも走り回っていたとは!
イノシシが掘り返した跡がいくつもあり、また、獣捕獲用のオリ柵もありました。夕方から朝まで門が閉まり、人がいない公園は野生の王国になっていたようです。
イノシシの肉は牡丹、馬の肉は桜、鹿の肉は紅葉(モミジ)と呼ばれるそうです。鹿が紅葉の中にいる花札があり、それからきているのでしょうか? でも、イノシシは花札の中ではハギといっしょですから、牡丹は花札とは関係ないようです。
アジサイとモミジを、三重大学演習林で勉強したことがあり、それを思い出しました。
大学の森林実習を三重大学の演習林でやらせてもらいました。7月の終わりからだったと思いますが、まだヤマアジサイが咲いていて、日影で咲く小さなその花を見て、ものすごく地味だなあと思いました。
森林実習では、モミジ、つまりカエデの仲間を調べました。
一番ポピュラーなイロハモミジ。紅葉(こうよう)やアオモミジの主役です。我が家の庭にも裏山にもあります。
ウリカエデは、葉が三つ裂けて真ん中が大きいウリの形です。
イタヤカエデは、葉が太ったカエデです。
そのイタヤカエデの仲間で、葉がヤツデのように大きいのがオオイタヤメイゲツです。
これもカエデかと、びっくりしました。このオオイタヤメイゲツを、去年西粟倉村の若杉原生林で見つけたとき、すごく嬉しかったです。
このオオイタヤメイゲツよりも驚いたのはチドリノキです。
演習林で見たとき、ドングリのナラ、クヌギとしか思いませんでした。これがカエデ? 葉に裂け目がないのです。講師の先生から、一枚の葉が完全に裂けて、それぞれが葉になったんだと教えられました。
そのほか、ヤマモミジやウリハダカエデなど、演習林でさまざまなカエデを教えてもらいました。
森林実習、琵琶湖臨湖実習、沖縄慶良間海洋実習などの実習のことは、教室で長時間学んだ講義よりもよく覚えているなあ、実践が大事なんですね😄
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