金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

案じて下さる

2021年05月07日 20時02分12秒 | 日々あれこれ
有り難いことです・・・


母の実家があった所に行ってきたんです。
車に乗る訳ではないので
人に尋ねながら辿り着いたとある駅。

ここがどこだか
どこに向かって行ったらいいのか
立ち尽くしていました・・・

そんなお話をご門徒に聞かせて頂きながら
フッと思い出す娘の夢の話。

ご法話の中でお味わい・・・

行ったこともない
見たこともない
そんな駅に降り立った娘、

不安な思いに駆られます・・・

そこに現れるジイ(坊守の父)
「やあやあ、M!」

その姿に、
その声に安心するのです。
不安が安心に変わるのです。

わあ~、ジイ!!!って。

「爺ちゃん、私も車運転できるんだよ!
 結構、上手なんだよ!」

そういう孫に
フフフンっていつものように笑いながら
今日はジイが運転するよって優しく微笑まれた。

そして、何ら心配することもなく助手席に座ったって
娘の夢。

ご門徒の話を伺いながら
その夢とリンクして
グワ~ッと涙ぐむコイツ。

ありがたいな~ってひとり言をご門徒の前で呟くコイツ。


案じて下さるのです。

迷い苦しむコイツが分かるからこそ
安ぜずにはおれない親ごころ

この今を
そっと寄り添い
しっかりと抱きしめていて下さる。

阿弥陀さま・・・

その御こころの真っ只中、
恥ずかしくも大切に生き抜ける、コイツ。

今日もそのようなおこころの中、
生き抜けたコイツ。


数年前の坊守のブログ読みつつ
そうやったって思い出す愚かさ。

十数年前のこの頃、
お義父さん、しんどい時だったのですね・・・

忘れていました、すみません。

お義父さんのお浄土の誕生日と
今生にいのち頂いた息子の誕生日は
偶々一緒になったことです。

あなたが愛して下さった娘も息子も
この生き難い今を懸命に生かさせて頂いています。

今更言わなくてもご存知でしたよね、

ありがとうございます!


今日もあの方、この方に心配をおかけして
生かさせて頂きました。

コイツはしあわせ者です。
コメント
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