金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

さぞ悔しかったろう

2019年08月02日 20時05分54秒 | 日々あれこれ
誤認逮捕・・・


松山で若い子が誤認逮捕されたという。
タクシーの中にあったバッグを盗んだ疑い。

結局は同じマンションの住人が犯人だった・・・

ドライブレコーダーに映っていた姿が似ていたってことだけで
決めつけられて犯人扱い。

来る日も来る日も尋問されたという・・・

今日の新聞に
その時の状況、心情が綴られていました。


悔しかったろうな~って歯を食いしばるコイツ。

彼女程の事ではないにしても
コイツも同じような経験ありでして・・・

もう十数年経つでしょうか、
その悔しさは今も尚腹の底にあります。

子どもを送った帰り道。
このような暑い日だったのでしょう
黒のタンクトップに短パンでニコニコを運転。

宇和島警察署前での検問に赤い止まれの旗を振られ
入るように促されました。

「今あなたはシートベルトをしてなかったですね!」って勝ち取ったように。
「ずっとしてましたが確認してください!」

「今確認しましたが間違いなくあなたはしていなかったということです!」
「ふざけんな!ちゃんとしとったって言いよるやろ!」

現にしていたのです。
コイツは習慣になってますから間違いのないことなのです。

それでは調書を取りますからってことで取調室(?)に通された。

走っていた状況から止められるまでのことを話していきます。
その間に現場で隠れて確認していた警官を呼んでもらっていました。

しばらくして入ってきた私服警官は入ってくるなり
「俺はこの目を信じて何十年生きてきた!
 俺はあなたに何の恨みもないが
 あなたは確かにシートベルトをしてなかった!」

「そしたら私がしていたという確かさはどこに行くんですか!」

何も言わずに出ていく・・・

対応していた警官に尋ねました、
「あなたはどう思われているのですか?
 私を信じるのですか?それともあの方ですか?」

「どちらかというと彼を信じます」

恐ろしいことです。
数十分の時間でしたが
ひょっとして俺シートベルトしてなかったんじゃないかって
思わせるような時間が流れました。

いやいや、こりゃ間違いなく冤罪ってあるよなって思わせたひと時。

腹立つし
権力には権力で
帰ってすぐにお世話になっている議員にこんなんでいいのかって
腹の中ぶちまけ

次の日には動いた道中の店屋さんに片っ端から伺って
事情を説明して防犯ビデオがあれば車の中が確認できないか見ていただいた。
うれしいことには皆さん一様に協力して下さったこと。
車なんて映ってなかったけどうれしかったな~。

結局はゴールドのまま、違反になっていないのです。
あの日から絶対に違反はしないと決めてハンドル握って
これでブルーになったら絶対裁判やって思っていましたから。

疑わしきはっていうやつでしょうか
免許の書き換えの時にひと言言ってやろうと思い言ったのですが
担当の警官なんて来るはずもなく
逆に人間なのだから間違いはあるなんて
刑事ドラマの決まり文句まで言われて。

ふざけんな~!!!


彼女はもっと辛かっただろう!
よく耐えたよな~!

ホントよく分かるよ!!!

手錠まではめられて
その感覚は消えることもないのでしょうけど
これからもどうぞ大切に
生き抜いて下さい!

応援しています!コイツ!



彼女の担当の刑事も謝罪の言葉もないとか
人としてどうなんや!


コメント
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