東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

中学生でも解ける東大大学院入試問題(215)

2019-07-13 11:27:15 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、平成27年度東大大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の入試問題です。

問題は、
「ある専攻の入学試験では、数学2題、物理学3題、化学2題、生物学2題、地球科学2題の計5科目11題から計4題を選択する。受験生Aが、各問題を他の問題とは独立に同じ確率で選択するとき、以下の問いに答えよ。

(3-1) 受験生Aが数学2題と物理学2題の計4題を選択する確率を求めよ。
(3-2) 受験生Aが4題とも異なる科目を選択する確率を求めよ。」
です。

11題からの4題の選び方は、

です。

また、数学2題から2題、物理学3題から2題の選び方は、それぞれ、

なので、受験生Aが数学2題と物理学2題の計4題を選択する確率は、

で、これが(3-1)の答えです。

続いて(3-2)です。

受験生Aが4題とも異なる科目を選択した場合、選ばれる4科目の組は、
① 数学、 物理学、化学、 生物学
② 数学、 物理学、化学、 地球科学
③ 数学、 物理学、生物学、地球科学
④ 数学、 化学、 生物学、地球科学
⑤ 物理学、化学、 生物学、地球科学
になります。

これらの5つの場合における問題の選び方は、それぞれ、

なので、受験生Aが4題とも異なる科目を選択する確率は、

で、これが答えです。


簡単な問題です。