こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2018年ジュニア数学オリンピック予選に出題された面積問題を取り上げます。
問題は、
「長方形ABCDの辺AB、BC、CD、DA上にそれぞれ点P、Q、R、Sがあり、四角形PQRSは長方形をなしている。AB=22、BC=23、PQ:QR=2:3 のとき、長方形PQRSの面積を求めよ。ただし、XYで線分XYの長さを表すものとする。」
です。
図1のように、問題の図を描きましょう。
▲図1.問題の図を描きました
ここで図2のように、
AS=x (1)
とすると、DS=23-x で、さらに△DSR≡△BQPから、
BQ=23-x (2)
です。
▲図2.AS=x、AP=y としました
また、
AP=y (3)
とすると、
BP=22-y (4)
です。
一方、∠A=∠B=90°、∠ASP=∠BPQ から △APS∽△BQPで、その相似比は、PS:QP=3:2 なので、
AS:BP=AP:BQ=3:2
です。
これに(1)(2)(3)(4)を代入すると、
x:22-y=y:23-x=3:2
が成り立ちます。
この比例式から、
2x=3(22-y)
2y=3(23-x)
を導き、これらを整理すると、
2x+3y=66
3x+2y=69
になります。
そして、この連立方程式を解くと、
x=15
y=12
で、AS=15、BQ=8、AP=12、BP=10 になり、これらから、
(長方形PQRSの面積)=(長方形ABCDの面積)-(△APSの面積)×2-(△BQRの面積)×2
=AB×BC-AP×AS×1/2×2-BP×BQ×1/2×2
=23×22-12×15×1/2×2-10×8×1/2×2
=506-180-80
=246
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2018年ジュニア数学オリンピック予選に出題された面積問題を取り上げます。
問題は、
「長方形ABCDの辺AB、BC、CD、DA上にそれぞれ点P、Q、R、Sがあり、四角形PQRSは長方形をなしている。AB=22、BC=23、PQ:QR=2:3 のとき、長方形PQRSの面積を求めよ。ただし、XYで線分XYの長さを表すものとする。」
です。
図1のように、問題の図を描きましょう。
▲図1.問題の図を描きました
ここで図2のように、
AS=x (1)
とすると、DS=23-x で、さらに△DSR≡△BQPから、
BQ=23-x (2)
です。
▲図2.AS=x、AP=y としました
また、
AP=y (3)
とすると、
BP=22-y (4)
です。
一方、∠A=∠B=90°、∠ASP=∠BPQ から △APS∽△BQPで、その相似比は、PS:QP=3:2 なので、
AS:BP=AP:BQ=3:2
です。
これに(1)(2)(3)(4)を代入すると、
x:22-y=y:23-x=3:2
が成り立ちます。
この比例式から、
2x=3(22-y)
2y=3(23-x)
を導き、これらを整理すると、
2x+3y=66
3x+2y=69
になります。
そして、この連立方程式を解くと、
x=15
y=12
で、AS=15、BQ=8、AP=12、BP=10 になり、これらから、
(長方形PQRSの面積)=(長方形ABCDの面積)-(△APSの面積)×2-(△BQRの面積)×2
=AB×BC-AP×AS×1/2×2-BP×BQ×1/2×2
=23×22-12×15×1/2×2-10×8×1/2×2
=506-180-80
=246
で、これが答えです。
簡単な問題です。