ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

ツエーゲン金沢戦見どころ紹介

2020-07-10 | Weblog
前節の ‘甲信ダービー’ で1対1の引き分けに終わったヴァンフォーレ。開幕から3試合連続引き分けとまだ負けてはいませんが勝利もできていない状況は、選手たちの精神力が常に張り詰めている状態だと思います。このような状態では目下の結果によりどちらの道に進んでもおかしくないので、良い流れにするためにも次の試合で勝つという明確な結果が欲しいところ。そして今回はリーグ再開後初めて観客を入れる試合となります。入場数に制限はありますが、このような状況下でもサポーターが来てくれているので、サポーターの前で勝利への強い気持ちをピッチ上で発揮してほしいと思います。



【ツエーゲン金沢】
☆今シーズン:1勝1分け1敗(勝ち点4)
☆注目選手:ルカオ選手、金子選手、下川選手
☆予想布陣:4-4-2



☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:アルビレックス新潟vsツエーゲン金沢 明治安田生命J2リーグ 第3節 2020/7/4



金沢は開幕戦の岡山戦では0対1で敗れたものの、再開後の松本戦でスコアレスドロー&第3節新潟戦で乱打戦の末に勝利を収めて8位タイにつけています。開幕戦と第2節では粘り強い戦いをみせ、新潟戦では一気に大量得点を奪いました。スコアだけ見ると結果に違いはありますが、よく試合の内容をみるとやっているサッカーは一緒。就任4年目を迎える ‘策士’ 柳下監督のもとで堅実かつ組織的に戦えるチームが出来つつあり、金沢は一筋縄にはいかない曲者の印象を全国に植えつけました。その金沢の注目選手の1人目はルカオ選手。

ルカオ選手の特長と言えばなんといっても191cm・91kgという恵まれた体格。その巨漢を活かした競り合いの強さとポストプレーは規格外の強さを誇り、屈強なフィジカルで相手を吹き飛ばす力強さもあります。それにプラスしてシュート精度の高さも武器になるポイントで、昨シーズン在籍した鹿児島では完全に攻撃の中心となっていました。金沢でも新潟戦で2ゴールを挙げて勝利に貢献。金沢は彼をターゲットにした攻撃がハマりつつあります。そのルカオ選手を攻撃の起点として毎回効果的に仕掛けるのが金子選手。右サイドハーフにポジションをとる彼は元ヴァンフォーレの選手。2013年から2014年の途中まで在籍しており、当時はチームで10年ぶりとなる大卒ルーキーでいきなり開幕戦に先発出場を果たすなど注目を浴びましたが、次第に出番が減っていき金沢に出場機会を求めた経緯があります。金沢で成功を収めた金子選手は中盤の位置で果敢に勝負を挑むサイドアタッカーに。特に屈強なフィジカルを誇るルカオ選手に一回ボールを入れてからゴールに向かって動き出すポストプレーヤーを使う連携プレーは、ゴールへの可能性を感じさせます。フォーメーション的にボランチの両脇にスペースが空きやすいヴァンフォーレなので、そのスペースをサイドから金子選手に伸び伸びと使われないように彼のケアをしっかりと行いたいですね。そして日に日に存在感を増しているのが下川選手。松本や愛媛での経験を経て金沢ではレギュラーポジションを獲得。利き足は右足ですが両足遜色なく精度の高いキックが放てるのが彼の最大の武器で、新潟戦では積極的に攻撃参加しミドルシュートでゴールを決める活躍を残しました。サイドを駆け上がり上質なクロスボールを供給する下川選手のオーバーラップには注意が必要だと思います。



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:3分け(勝ち点3)
☆注目選手:野澤選手、ジュニオール・バホス選手、武田選手
☆予想布陣:4-2-3-1



☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:松本山雅FCvsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第3節 2020/7/4



前節松本相手に開始早々のバホス選手のゴールで先制点を挙げますが、終了間際に追いつかれて勝ち点1の獲得となったヴァンフォーレ。なかなか勝ち切れない現状を打開するために新たな攻撃のメンバーを構成して臨むことが濃厚となっています。注目選手の1人目は野澤選手。第3節はメンバーに選ばれていなかったために今回はリフレッシュした状態で出場でき、人一倍活動量多く動くことができる野澤選手。対戦相手の金沢のディフェンスはマンツーマンで局面で激しくプレスをかけてくることが予想されます。そこで野澤選手も含めた中盤の選手がそのプレスを引きつけてから素早くパスを出せたら、味方にフリーの状態を作り出すことが可能になります。今回野澤選手にはその相手との駆け引きを数多く実行してもらい、相手を引きつけて金沢の守備バランスを崩す役割をこなしてほしいと思います。攻撃面ではハーフナー・マイク選手と縦関係でコンビを組むバホス選手のオフザボールの動きに注目したいですね。マイク選手がトップにいたら頻繁に相手DFと競り合ってポストプレーで前線の起点になる機会が増えるので、そこで落としたボールをいかにタイミング良くスピードを殺さずにバホス選手が受けられるかがこの試合のポイントになる気がします。マイク選手を中心として衛星のように近くで動き回ってチャンスを窺うバホス選手との関係がうまくいけば、ワンタッチ&ツータッチで素早くゴールに襲いかかることができると思います。あと彼は突破などの攻撃面は申し分ないのですが前線でのディフェンスに難があるので、そこのフォローをチームでスムーズにできるかも試合の流れを掴んで攻撃回数を増やすきっかけになるでしょうね。前節の松本戦では試合が進んでいくにつれて中盤のプレスがかかりにくくなり、主導権が相手に渡り土壇場での同点弾に繋がったので今回はそのような事態はなんとしても避けたいところ。そこで注目されるのが武田選手。彼の武器は左足を活かしたクリエイティブなプレーなのですが、今シーズン実際に試合を観てみるとサボらず的確に中盤でのディフェンスをこなしている精力的な一面もみることができます。彼がボランチの位置でディフェンスを頑張れば相手に好き勝手に中盤でプレーされることがなくなるので、武田選手のイメージとは違いますが献身的で泥臭く粘り強い守備をこの試合で披露し、金沢の攻撃を封じ込めてほしいと思います。

金沢は再開後ここ2試合で1勝1分けと好調で、前節は5得点とケチャップの蓋が外れた状態だと思います。得点感覚も取り戻していると思うので、まずヴァンフォーレはその勢いに押されないように試合の立ち上がりは注意したいところ。試合展開が落ち着いてきたらヴァンフォーレがいかに主導権を握るかを考えます。野澤選手を中心にパスを回しながらゲームメークをしていき、前節にはなかったマイク選手という前線の柱をうまく使ってそこからの幅広い攻撃に繋げてほしいと思います。もちろんバホス選手もそうですが、太田選手にもマイク選手のポストプレーからシュートを狙えるチャンスはあると思うので、彼の陰に隠れるかたちで左からのクロスボールにゴール前に走り込んで合わせるなど、自身の特長を最大限発揮できるように頑張ってほしいですね。あとハイプレスを続けて金沢は終盤バテてきて交代枠を使って活性化させると思うので、その急激な変化に対応できるようにヴァンフォーレは相手よりも先に交代で動かない戦略的な我慢強さもみせてほしいと思います。


ヴァンフォーレの今シーズンの初勝利がこの試合になるように、ホームゲームのサポーターやリモート観戦するサポーターに喜びを届けてほしいですね。頑張れヴァンフォーレ!




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