東野としひろ活動NEWS

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アートの扉Ⅴ『渡邊操展』

2024-04-18 06:04:24 | 文化・スポーツ

 西脇市岡之山美術館では、アートの扉Ⅴ『渡邊操展』が4月14日~5月26日の会期で開催されています。

 私は、開会行事の渡邊さんと山崎副館長のトークショーに参加しました。楽しいトークショーで、今回の『渡邊操展』の見どころがよく分かりました。

 渡邊さんは、幅広く織りのアートとデザインの分野を横断しながら、岡山を拠点に国際的に活躍するアーティストとして知られています。糸と綴れ織りの技法を大胆に用いて様々な風景やイメージを生かした独自の表現をされています。西脇の播州織産地との様々なコラボレーションも進めてくれています。開会行事には、遠孫織布のご主人夫妻も来られていました。綴れ織りは、経糸(たていと)が表面に出ることなく、緯糸(よこいと)による表現を最も重視した平織の技法で、古くから世界中でおられているそうです。

 岡之山美術館本館に提示された作品を順に紹介していただきました。第1室には、渡辺さんの初期の作品が展示されていました。黒を基調にした作品が多く、『語らい』と題した作品は水割りウイスキーを表現されていました。第2室には、作品制作の織りに入る前の下書き(ドローイング)が展示されていました。第3室は、最近の作品が展示されていました。色彩豊かな作品で、渡邊さんの新しい境地を見ることができました。黄色が基調の『Happiness』は、とても鮮やかでした。今年製作された『シロツメクサ』が、繊細な表現で技術の高さを十分に感じることができました。

 岡之山美術館の企画展「アートの扉」は、様々なジャンルを横断しながら活動する現代美術の新しい世代を紹介するシリーズで、今回で5回目となります。『渡邊操展』は、企画展「アートの扉」のねらいにふさわしい作品展だと思いました。 

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