東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

西脇病院認知症疾患医療センターの活動について

2018-06-16 04:14:15 | 市議会活動
 5月28日、私の所属する西脇市議会文教民生常任委員会では、今年度の特定所管事務調査のテーマである『西脇市における認知症について』の関係で、西脇病院西脇病院認知症疾患医療センターの活動についての活動について説明を受けに行ってきました。
 お忙しい中、認知症疾患医療センター所長の佐藤医師や西村相談員が対応してくれました。
 西脇病院認知症疾患医療センターは、北播磨地域の中核として指定を受けています。そのため、年々増加する認知症疾患の患者さんや識別診断を希望される北播磨在住の方が多く訪れています。外来件数は、27年度444件、28年度1218件、29年度852件でした。また、29年度の電話相談は440件、面接相談は1293件でした。その中で、運転免許関連の受診は18件、相談件数は29件だったそうです。
 また、認知症疾患の知識啓発にも力を注いでいます。かかりつけ医認知症対応力向上研修、医療従事者向けの研修、多職種連携の研修、年4回の北播磨認知症を考える会、さらに、認知症サポータ養成講座や老人会へ出前講座を行っています。講演会も年3回開催しています。
 認知症に対して大切なことは、早期発見(早期診断)、早期治療だと言われています。認知症と分からずに対応した場合、認知症の進行を早めてしまいます。超高齢社会になりつつある中で、認知症に対する理解が家族や地域に求められます。また、認知症の専門ではない地域のかかりつけ医の認知症に対する理解も重要です。そのための中核的組織である認知症疾患医療センターの役割は大変大きいと考えます。西脇病院に、認知症疾患医療センターがあることは西脇市民にとって大きな財産だと捉えています。
 佐藤医師は、ざっくばらんに話をしてくださいました。また私たちの質問にも分かりやすく答えてくださいました。西村相談員は、「若年性認知症における地域連携と本人・家族の心理的変化について」の報告書を手掛けられており、若年性認知症について大変理解がありました。
 また、西脇市多可郡医師会認知症診療連携パス診断ガイド(平成29年1月版)もいただきました。西脇市多可郡医師会と認知症対応医療機関連絡会が連携して、作成されています。医師会と西脇病院の連携が認知症の分野でも、しっかりとられていることに頼もしさを感じました。
 今回の西脇病院認知症疾患医療センター訪問は、私にとって大変勉強になりました。忙しい中、丁寧に説明いただいた佐藤医師、西村相談員に感謝したいと思います。ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする