東野としひろ活動NEWS

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日野フォトクラブ第48回写真展

2016-06-01 02:08:49 | 文化・スポーツ
 5月29日、茜が丘複合施設「みらいえ」で行われていた日野フォトクラブの第48回写真展へ楽しみに行ってきました。



 写真展の案内はがきには、「日野フォトクラブは還暦を迎えました。第48回展と併せた写真展を開催します。ぜひご高覧ください。」とありました。今回の写真展は、日野クラブ発足60周年を記念する作品展です。『繋』をテーマにした11名の会員の皆さんの意気込みを感じる写真展でした。60周年記念の冊子も創られていました。



 60年前、日野地区在住の方々を中心に写真愛好家の皆さんが集われ、日野フォトクラブが誕生しました。写真技術の勉強会や撮影会を熱心に行われたそうです。そして、多くの市民の皆さんに見ていただこうと、第1回写真展の開催まで漕ぎつかれたそうです。発足当時の会員の中には、亡くなられた方もおられます。また、新しい会員も迎えてこられました。日野フォトクラブのよき伝統が、次々と繋いでいかれ、60周年を迎えられたものと思います。
今回の写真展では、11名の会員が自分の力作の5点をいつものサイズで、1点を全紙サイズで出展されていました。



 会場入り口には、西脇市文化連盟の藤本会長と來住顧問が、特別出展されていました。宇田美幸さんの『元には戻れない』『廃退というはじまり』などの5点を見ていて、過疎の苦しみ・寂しさから新しい始まりを考えさせられました。宇田宗壽さんの『誕生の重み』『百代の足跡』等の5点は、未来を告げる仏や子どもの写真でした。梅田邦彦さんの『梅雨どき天池の表情』と題された5枚組は、写真を見ていると天池の物語が聞こえてくるような気がしました。全紙の『鍛冶屋線羽安駅跡』は、私も時々訪れる所ですが、写真の撮り方でこんなにも印象が違うのかと驚きました。
 大嶋勝男さんの『花に誘われて』は、鮮やかな色彩、赤い曼珠沙華の花に寄せられるアゲハ蝶を見事に撮られていました。梅田恭子さんは、パナマ・サンプラス諸島に旅した時の写真を出展されていました。杉本浩之さんの『いつまでも大切なもの』は、桜の向こうにぼんやりと見える建物が撮られ、案内はがきに採用されていました。高橋章子さんは、『観光客』『空色』は大きく広がる空、『イエローカード』は黄色が目に飛び込んできました。高橋悠司さんの『Eat San』は、若い感覚で撮られており驚きと笑いが起こりました。
 竹内晴行さんの写真は、レンズを通して写真を撮る厳しさと芸術性の高さを感じました。『川辺の一本桜』や『ナイトランディング』は本当に素晴らしかったです。農年厚文さんの『るり散策』5枚組は、谷川の自然と流れの美しさをしっかりと撮られておられました。全紙の『斜光』は、森の中に差し込む斜光と緑が幽玄的に感じられました。丸山千恵子さんの『共演』『春の陽気』等の作品は、桜や梅の美しさを見事にとらえられ、気持ちよく見ることができました。
 還暦を迎えた日野フォトクラブが、今後ますます発展することを期待しています。
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