6月17日、片山市長から議案52号「西脇市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について」と議案第53号「西脇市一般会計補正予算(第3号)」の2議案が、開会中の6月定例会に提出されました。議案52号は、市役所の位置を現在の「郷瀬町605番地」から「下戸田128番地の1」(カナート跡地)に変更するものです。取得価格が1億6000万6581円であることも、参考資料路して提出されました。また、議案53号は、新庁舎・(仮)市民文化交流施設整備に係る基本設計業務費として6798万4千円、ふるさと寄附促進事業150万円、地域子育て拠点充実事業293万6千円を内容とするものでした。
西脇市役所・市民会館の建設については、昨年来、市議会でも度々議論がされてきました。市行政も、公共施設適正化検討委員会を立ち上げて、検討してきました。
議論の中で、市役所と市民会館を別々に考えるのではなく、共に建て替える必要があり、複合施設として建設することが望ましいという方向になりました。そして、建設候補地として、①現地建て替え、②カナート跡地、③ダイイチ跡地の3つが提案されました。
③ダイイチ跡地は、地権者交渉が出来にくいということで早い段階で候補地から外されました。現地建て替えとカナート跡地の2つに候補が絞られました。
カナート跡地はダイエーが所有しており、当初、買収額は相当高くなるだろうと予想されていました。しかし、予想をはるかに下回る1億6000万円で取得することができました。カナート跡地は、22316.12㎡あり、現在地の約1.5倍の広さです。
私は、カナート跡地の買収額が相当高くなると予想されるため、市有地を活用した現地建て替えが財政的に望ましいと考えてきました。また、市役所と人口減の中規模を小さくした市民会館を複合した施設を現市民会館側に建設することで、建設費を抑えることも提案してきました。財政状況が厳しい西脇市にあって、大きな借金をするのではなく、次の世代にになう子育て世代や子ども達の教育におカネを回すべきだとも言ってきました。
しかし、今回1億6000万円で現在の約1.5倍もの面積のあるカナート跡地が取得できるとなると、将来の西脇市にとって大きく異なると考えるようになりました。現地建て替えをする際、市役所業務を休むことはできませんから、仮設の庁舎・駐車場が建て替え建設中がどうしても必要になります。また、カナート跡地は広いですから、市役所・市民会館に来る市民や周辺の住民の方を対象にした商業施設等を併設することも可能です。その際、コンパクトシティを推進する国の補助も受けられます。当然、現在の市役所・市民会館等の跡地を売却することも可能です。そうすれば、カナート跡地への移転は、財政的に現地建て替えと変わらなくなります。
また、現在地での建て替えは、堅実な選択ですが、現在ともすれば閉塞感の漂う西脇市において明るい兆しを示すことはできません。昨年完成した茜が丘複合施設『みらいえ』が、予想超える利用者の多さ、特に子育て世代や中・高校生の利用が多く、新しい西脇市の方向を指し示しました。新しい市役所・市民会館づくりが、10年先の西脇市の光を示すように今後しっかりとした計画を立てる必要があります。ぜひ、市民の英知や民間の活力も活用した計画作りをしてほしいと願っていますし、私も提案していきたいと考えています。
もう1点、市役所・市民会館の建設は、合併特例債の期限との関係で、5年以内に完成させる必要があります。現地建て替えの場合、建設中の約4年間、市民会館は使えません。また市役所の来庁者の駐車場も確保できにくくなります。カナート跡地であれば、新しい市役所・市民会館が完成した後引越ししますので、市民の皆さんに建設中全く迷惑をかけません。
以上のような理由で、現在の私は、カナート跡地への市役所・市民会館の移転には賛成です。
ただし、移転後の現在の市役所・市民会館・マナビータ・上下水道部建物跡地の利活用をどうするのかも、早急に検討する必要があります。さらに、カナート周辺は平成16年の台風23号襲来時、水没した地点ですから水害対策をしっかりする必要があります。また、周辺の道路整備も課題になると考えます。
追加議案は、6月22日に市議会本会議に上程され、委員会で集中的に議論されます。市役所の位置を変更することは、特別議決(3分の2以上の賛成が必要)は必要となります。しっかりと、委員会・議員間でも議論を行い、西脇市の将来に責任を持った結論を出す必要があると考えています。
西脇市役所・市民会館の建設については、昨年来、市議会でも度々議論がされてきました。市行政も、公共施設適正化検討委員会を立ち上げて、検討してきました。
議論の中で、市役所と市民会館を別々に考えるのではなく、共に建て替える必要があり、複合施設として建設することが望ましいという方向になりました。そして、建設候補地として、①現地建て替え、②カナート跡地、③ダイイチ跡地の3つが提案されました。
③ダイイチ跡地は、地権者交渉が出来にくいということで早い段階で候補地から外されました。現地建て替えとカナート跡地の2つに候補が絞られました。
カナート跡地はダイエーが所有しており、当初、買収額は相当高くなるだろうと予想されていました。しかし、予想をはるかに下回る1億6000万円で取得することができました。カナート跡地は、22316.12㎡あり、現在地の約1.5倍の広さです。
私は、カナート跡地の買収額が相当高くなると予想されるため、市有地を活用した現地建て替えが財政的に望ましいと考えてきました。また、市役所と人口減の中規模を小さくした市民会館を複合した施設を現市民会館側に建設することで、建設費を抑えることも提案してきました。財政状況が厳しい西脇市にあって、大きな借金をするのではなく、次の世代にになう子育て世代や子ども達の教育におカネを回すべきだとも言ってきました。
しかし、今回1億6000万円で現在の約1.5倍もの面積のあるカナート跡地が取得できるとなると、将来の西脇市にとって大きく異なると考えるようになりました。現地建て替えをする際、市役所業務を休むことはできませんから、仮設の庁舎・駐車場が建て替え建設中がどうしても必要になります。また、カナート跡地は広いですから、市役所・市民会館に来る市民や周辺の住民の方を対象にした商業施設等を併設することも可能です。その際、コンパクトシティを推進する国の補助も受けられます。当然、現在の市役所・市民会館等の跡地を売却することも可能です。そうすれば、カナート跡地への移転は、財政的に現地建て替えと変わらなくなります。
また、現在地での建て替えは、堅実な選択ですが、現在ともすれば閉塞感の漂う西脇市において明るい兆しを示すことはできません。昨年完成した茜が丘複合施設『みらいえ』が、予想超える利用者の多さ、特に子育て世代や中・高校生の利用が多く、新しい西脇市の方向を指し示しました。新しい市役所・市民会館づくりが、10年先の西脇市の光を示すように今後しっかりとした計画を立てる必要があります。ぜひ、市民の英知や民間の活力も活用した計画作りをしてほしいと願っていますし、私も提案していきたいと考えています。
もう1点、市役所・市民会館の建設は、合併特例債の期限との関係で、5年以内に完成させる必要があります。現地建て替えの場合、建設中の約4年間、市民会館は使えません。また市役所の来庁者の駐車場も確保できにくくなります。カナート跡地であれば、新しい市役所・市民会館が完成した後引越ししますので、市民の皆さんに建設中全く迷惑をかけません。
以上のような理由で、現在の私は、カナート跡地への市役所・市民会館の移転には賛成です。
ただし、移転後の現在の市役所・市民会館・マナビータ・上下水道部建物跡地の利活用をどうするのかも、早急に検討する必要があります。さらに、カナート周辺は平成16年の台風23号襲来時、水没した地点ですから水害対策をしっかりする必要があります。また、周辺の道路整備も課題になると考えます。
追加議案は、6月22日に市議会本会議に上程され、委員会で集中的に議論されます。市役所の位置を変更することは、特別議決(3分の2以上の賛成が必要)は必要となります。しっかりと、委員会・議員間でも議論を行い、西脇市の将来に責任を持った結論を出す必要があると考えています。