TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

蒲郡市 森の文化祭に参加しました

2019年04月28日 | 三河木綿の手織り体験

4月28日は蒲郡市の相楽の森で開かれる

森の文化祭 に参加しました。

朝9時に2台の織機を設置して準備完了

森の緑の中での手織は楽しい

太古の昔から人類はこうして織って来たのに違いない

織機のそばには藤の花が咲き

蜂がその蜜を吸いにきていた

御堂山の山麓の相楽の森で開かれる

森の文化祭が始まった

子供達の声が森に響く

開会式も始まり

いよいよ森の文化祭が開かれた

開催を喜ぶ子供達のダンスが楽しい

私の手織り場は、このモニュメントのある森の中

「昨夜はこのテントで止まったのですか」

「昨夜は寒くて車の中だったよ」

実行委員は大変だなと思う

今朝も寒くてこんな格好なのだが

それくらい森の中は冷える中で

手織体験に参加してくれたヨガの先生だ

福祉の現場でも手織は良いかも知れないね

「イベントの時にこの織機が使えるかな」

と実践の会話となった。

「出来たー、やったー!」

森に笑顔が弾けた

次の体験はこのお兄さん

「織物ってこうして出来るのですね」

子供達が見守る中でコースターが織れている

今度はダンスの先生だ

子供達と楽しい会話の中で手織が進みます

「出来たー」

「やったー!」

お兄さんのコースターが完成しました

おめでとうございます

「私も織りたいです」

「この子は作ることが大好きなのです」

とお母さんが言うだけあって丁寧な織りを見せてくれ

素敵なコースターが出来ました。

おめでとうございます

森の緑に囲まれた森の機織りは最高です。

次は3人の女の子が織機に向かいます

「難しくないかしら」

なんて言いながらスイスイ織り始めました

昼食は竹の器に入ったお味噌汁に竹の箸で

おにぎりを食べた。

森の中で織物が楽しいのは太古の昔から

人類はこうした森で暮らし

織物を織って来たからなのだろう

 

織物作家や陶芸家が山に入りたがるのは

森から作る意味を与えられるからなのだろう

私も海から森へと誘われているのも

神の仕業か

運命か

 

 


若い二人の手織り体験

2019年04月28日 | 三河木綿の手織り体験

「手織り体験はできますか」

1組のカップルが手織り体験にやって来た

早速好きな色糸を選んでいただき織機に向かい

スタッフの指示に従って機織りが始まった。

織物が織れる原理と織機の操作を覚えると

若い二人の作業は早い

楽しい会話が弾むうちに笑顔でカメラにサインをいただきました

「手織りは楽しいです」

「やめられないほど楽しいです」

「織物ってこうして出来るのですね」

「面白いですね」

綺麗な織り上がりで満足そうなお二人です

「出来ましたよ」

「嬉しいです 大切にします」

二人で同じ色糸を選んで織り上げた喜びで

笑顔満載のお二人の記念撮影です

おめでとうございます

 

 


初夏の日 午後の手織り体験

2019年04月28日 | 三河木綿の手織り体験

手織り体験のお客様の中にも紡績や織物の知識のある人がいる

やはり、三河一帯は繊維どころだから当然だが最近はそんな人も

少なくなった。

今日の手織り体験のお客様も手織りをしながらガラ紡の話をした。

と、言うことは

「ガラ紡をやっていたんですか」

と思わず私は聞いた

「昔、私の家はガラ紡をやっていた」

 

貴重な話なので話も弾み、三河一帯は養蚕も盛んに行われて

特に岡崎 足助はガラ紡の大産地であったのです。

 

産業構造の変化は、石炭から石油化学に変わり今や人工頭脳に、

そして、繊維工業も日本の歩んで来た道を中国に取って代わられて

衰退の一途となったが、今や中国も脱繊維となろうとしている、

日本では繊維の歴史や文化さえも消え去ろうとしているが

これが時の流れというものであろうか

私が、そんな思いをしているうちにお二人のコースターが完成した。

「出来たわ、嬉しいです」

おめでとうございます

それぞれの作品を掲げて記念撮影です。

 

 

 

 


竣成苑の薪能から一年経った

2019年04月27日 | 竹島観光と写真散歩
 
竹島竣成苑に能舞台
昨日から準備が進んでいた竹島の竣成苑の芝生広場に能舞台の建設が進んでいます。夕暮れの竹島海岸をバックにした薪能はさぞかし美しい事でしょう。  ...
 

今日の竹島竣成苑は天気は晴れであった。

一日中は猛烈な強風が吹き荒れていたが、

ブログの一年前の投稿に ”竹島竣成苑に能舞台” の記事が出て来た。

一年前がこんな天候でなくて良かったと思う、

そして海岸の強風は怖いものだと思った。

テニスコートのテントが舞い上がり男性が首に大怪我をしたニュースを

テレビで見て改めてイベントの当事者として気を引き締めた。

 

 


広巾織物に挑戦する

2019年04月27日 | TCC手織り教室・作品

教室内では生徒の田中さんが広幅の織物に挑戦している

幅が広いからシャトルを通すのが大変だからと立って織っている

 「運動になって良いかも」

なるほど、それなりの織り方を考え出している

踊るようにシャトルを通す姿はリズミカルで良い

織物も創意工夫が必要だが織り方もそれぞれ作り出しているのは楽しい

 


今日も機織り三昧でした

2019年04月27日 | TCC手織り教室・作品

高機で三河木綿を織るとしえさん

織機から降りて経糸を気にしている

「経糸が切れて」

一反を織ることは大変なことである

織物を織るという作業は太古の昔から

重要なことであったのである。

伊勢神宮でも白妙を奉納することは大切な神事であった

「切れるのは嫌だわ」

と、言うが なぜ?切れるのか

切れてこそ繋ぐことが出来るが 

紡ぐ、つなぐ、は人間の心でも大変で大切なことなのだ。

 

平成時代から令和時代を つなぐ 織物になりそうで

これは凄いことではないか。

 

 

 

 

 


着物姿の美女二人がご来店です

2019年04月27日 | 教育 織物 体験教室

竣成苑には着物姿がよく似合う

竹島をバックに芝生を歩く美女二人

「いらっしゃいませ、あら!」

今日は艶やかな着物姿ではありませんか

着物着付け教室の帰りに寄ってくれて

この艶姿を見せてくれたのです。

 

こんな着物ファッションが街を飾ってくれたら、

そしてシャッター街にも花が咲き、

まちづくりの起爆剤になったら と思う私でした。

 

(モデルは 元アンテナショップ 夢織人 のスタッフの戸島さんtoお友達です)

 

 

 

 


遠足のメッカ竹島竣成苑

2019年04月27日 | 竹島観光と写真散歩

今年は10連休となり、いつもの連休の合間がないせいか

4月25日の竹島は遠足で子供達がいっぱいだった。

竹島クラフトセンター前も遠足を楽しむ小学生で賑やかだ

こんなに子供が多いのかと思える光景が続く

「どこの小学校ですか?」

と尋ねると

「岡崎小学校です」

と答えてくれた

ここは車の心配も逸れる心配もなく

安全に自然を楽しむことが出来る芝生広場だ

ツツジも咲き始めて一年中で一番良い季節である

4月25日は合計4校の学校が来てくれました。

 

4月26日も遠足が続く

芝生いっぱいに小学生が遊ぶ

 JR蒲郡駅で降りて生命の海科学館と水族館がセットの遠足が多い

暖かい陽を受けて春の1日を楽しみ

蒲郡の竹島の遠足がいつまでも思い出に残ることでしょう

蒲郡竹島は遠足のメッカなのだ。


天気晴朗なれど波高し竹島

2019年04月27日 | 竹島観光と写真散歩

今日は強風の竹島竣成苑だ

竹島クラフトセンターの窓ガラスも風が吹き付けている

強烈な西風で歩行が止まるほどである

海岸に近ずく人影もなく

竣成苑も人がいない竹島海岸は

竹島名物の橋が風に泣いている

 


サモエドの毛を紡ぎ織ったのよ

2019年04月27日 | 浜松市天竜区と壬生織木綿

浜松市天竜区に北方犬サモエドの毛でショールを織った女性がいる

蒲郡市の竣成苑の竹島クラフトセンターで開催した御座の市の日に

犬のお散歩にと愛犬サモエドと訪ねてくれた福岡さん、

そこで実演していた和綿の手つむぎ作業を見て、

「犬の毛も糸に紡げますか?」

この一言で物語は始まったのです

「先生、犬の毛を紡ぎたいという人が居るのですが」

「紡げますよ、私は何でも紡いじゃいますから」

何んてジョークから始まったこの作業だ

先生の指導でスピンドルから始まった手つむぎだが

これじゃ間尺に合わないと紡錘車を購入した福岡さん

練習に羊毛の手つむぎから始まったが

気持ちは愛犬のサモエドの毛を紡ぐ目的だ

”好きこそものの上手なれ”

がむしゃらだが彼女の織りたい一心に応援する

愛犬の毛で織りたいと紡いだ糸を織機にかけて製織に入る

糸が切れるのも何のその

一心には天にも通じた

出来上がった織物がこれだ!

サモエドの毛を織物で触った人は少ないと思うが

この手触りは 雪原を思わす柔らかさと滑らかさだ

雪のように手が滑るが暖かさは毛は生きているのだ。

写真では表せない純白なのだ

 

長く柔らかい毛はモヘヤー

羊毛とは違う毛質は私の経験にはない未体験のものだった

寒い氷河期の地球で人類の先祖はこの犬の毛をまとい

命を守ってきたのに違いないと思わす迫力を

サモエドの毛を纏ってそう思った。

今愛犬のサモエドのショールを身に付けて

幸せいっぱいの福岡さんだが

すでに頭の中は次の作品を描いていた。

 

「先生これも織りました」

おー、斬新な織りだ。

「この織物変でしょ?」

と彼女は言った。

「いや、私はこの作品を好きです」

”織りたい、織物を知りたい”

そんな想いの中で一生懸命の作品には力があるからだ。

 

一つの企画から次の展開を描くことは楽しい

それは挑戦であり冒険であるが人間はそれを楽しむ動物である

 

自分の作品を身に纏う女性は自負に満ちた美しさがある

 

 

 

 

 

 

 

 


季節は巡りやり残しを思い出す

2019年04月26日 | TCC手織り教室・作品
 
ヤマタケの蔵 壬生織教室
今日は水曜日、また今週も雨かと思い大雨を眺めたがヤマタケの蔵に着く昼過ぎには雨も上がり一転温度急上昇で水の補給をするほどの一日となった。 蔵の花壇のアイリスも綺......
 

一年前のブログ

年月が経つのは早いものだ

 思い出すのは

昨年以来のやり残し

早速今日は鍋と染め剤の整理をする。

”早くやって終わないと寿命が尽きる”

そんな言葉が私を追いかけて来る


わたの作業と織の準備作業の1日

2019年04月22日 | TCC手織り教室・作品

昨日とは打って変わって静かな竣成苑の芝生広場

家族連れが春の一日を楽しんでいた。

竹島クラフトセンターの教室内では生徒さんが

それぞれの作業を楽しんでいた。

 

市内から通う孕石さんは自分の畑で育てた和綿を糸に紡ぐための

綿カス取り作業をしています。

ピンセットで小さなゴミを取り除く作業はものつくりの

根源を見ているようでした。

 

 

こちらは豊川市から通う戸澤さん

經通し作業を終えていよいよ横糸が通ります

どんな織物が出来るでしょうか楽しみだ

 

こちらは市内からの小倉さん、初級10回コースを卒業して

初めての本格的な作品作りに挑んでいる、

好きなだけに流石に丁寧に綺麗な織りを見せています。

 

 

和綿を自家用のガラ紡機で紡いだ糸を經通し作業をしている

三種類の組織を織るために綜絖を使い分けている

 

 

こちらは西尾市から通う太田さんの織機

お友達から頼まれた作品だそうだが

さて、何が出来るか 見守ることにしよう。

 

それぞれの人がそれぞれの思いを秘めて織機に向かっている

自分の織機で自分の世界に没頭できることが手織りの楽しさでもある。

おしゃべりが弾んだと思えば 今は無言で無我の時が過ぎて行く


最初の御座の市から一年たったのだ

2019年04月22日 | 教育 織物 体験教室
 
竹島クラフトセンターの御座の市
今日は第4週の日曜日は竹島クラフトセンターの作品の虫干しを兼ねた御座の市の日である、 三河木綿と織物の実演もありやる気満々だが、朝一番でまだ客様も少なく少し不安......
 

 4月も下旬の春爛漫の良き日、潮干狩りも無い一日を

竣成苑の竹島クラフトセンターの前で開いた御座の市である、

藤原竣成公のゆかりの場所である竹島の御前で機を織り物を作り

毎年反物一品を捧げ祀りたいと思っている。

 


今度は糸つむぎ 三河木綿のフルコース

2019年04月22日 | 三河木綿の手織り体験

春の一日穏やかな日を受けたクラフトセンターの教室に

一人の女性が手織り体験の最中です。

「あれ!以前も体験しましたね」

「そうです、今回は糸作りからしたいので」

紡錘車の登場です

棉のタネを取り、弓を使った綿打ちをして

その棉をつむぐのです

「あー、切れちゃったわ」

「難しい」

と言いながらもスタッフの指示で糸が出来ました。

今度はその糸を持って織機に向かいます

スタッフから織物の原理と織機の取り扱いを教わりながら

機織り体験が始まりました。

「今度は上かしら」

「あれ、間違えた」

「間違えても大丈夫、織物は戻せます、失敗は成功の元と言います」

「でもね〜」

流石に2度目の体験だけに綺麗な織りを見せています

自分が紡いだ糸も織り込みました。

 

「作った糸はすごい存在感がありますね」

「そうなんです、流通している規制の糸とは違って

機械で作りたくても出来ない貴女だけの貴重な糸なのです」

そして煩雑な房つくりも終えてコースターの完成です

「嬉しいです」

「夢中になってしまう楽しさは不思議ですもっと織りたい気持ちです」

と、嬉しいコメントをいただき嬉しいTCCの主人でした。

おめでとうございます

 

 

 

 


麻のれんが出来ました

2019年04月21日 | Osukaさんの作品

今日は竹島クラフトセンター手織り教室の生徒さんの

大須賀さんが麻の暖簾が出来たと新作を持ち込んだので

生徒さんと見させていただきました。

経糸 緯糸とも朝を使用しています。

細番手の経糸は風の通りが良いようにとオサ目を開けて通し

緯糸は太番手と細番手を使い分けています。

これから夏を迎えるにあたり新作の麻暖簾を架け替えるそうです。

涼しげな麻の暖簾

麻の手織りでなければ表現できない作品になっています。