手織り体験のお客様の中にも紡績や織物の知識のある人がいる
やはり、三河一帯は繊維どころだから当然だが最近はそんな人も
少なくなった。
今日の手織り体験のお客様も手織りをしながらガラ紡の話をした。
と、言うことは
「ガラ紡をやっていたんですか」
と思わず私は聞いた
「昔、私の家はガラ紡をやっていた」
貴重な話なので話も弾み、三河一帯は養蚕も盛んに行われて
特に岡崎 足助はガラ紡の大産地であったのです。
産業構造の変化は、石炭から石油化学に変わり今や人工頭脳に、
そして、繊維工業も日本の歩んで来た道を中国に取って代わられて
衰退の一途となったが、今や中国も脱繊維となろうとしている、
日本では繊維の歴史や文化さえも消え去ろうとしているが
これが時の流れというものであろうか
私が、そんな思いをしているうちにお二人のコースターが完成した。
「出来たわ、嬉しいです」
おめでとうございます
それぞれの作品を掲げて記念撮影です。