はーるよ来いはーやく恋?
昨日の夕方 雨上り
久しぶりの青空で思わずカメラがこれだ!
芝生にさかさまホテルが
ひと時降ったからな
あれ!、竹島が無い!
竹島が霞の彼方だ
20年以上竹島に住んでいるがこんな風景は数回である
夜になったらこんな風景が現れ
幻想の俊成苑となった
藤原俊成の像から降臨のように
おー!なんと言うお姿が
こんな風景が現れる蒲郡
あなたも来てみませんか
竹島クラフトセンターの手織体験教室へ一人の女性がやって来た
「私は台湾から来ました」
と、上手な日本語で自己紹介をしていただきました。
早速竹島の見える窓際で機織り織機を設置して
今日は三河木綿のコースターを織っていただきます
スタッフから織機の構造と織物のが出来る原理を学びながら
手織体験が始まりました。
「経糸の奇数と偶数の糸を綜絖装置を使って上げ下げする中を
緯糸が通過して筬をトントンと打ちます」
正確な織機の操作で見事に織れたコースターが出来上がりました。
「私は蒲郡で働きながら織物の技術を学びたい」
と言う事で基本の技術から学ぶことになりました。
出来上がったコースターを掲げて喜びの記念撮影です
おめでとう御座います!
昨日は雨が降り始めた竹島海岸は人影も少なくなり
閉店しようかなと思っていると2人の女性がご来店です。
英語で何やら話していますが言葉が通じません
身振り手振りの話で
「手織でコースターを織りたいが可能か?」
中国語だと聞いていたが英語で通じる事がわかって
「yes、OK!」
手織体験をしたい気持ちを身振り手振りを交えて訴えて来る
2人の気持ちを受けて織機の準備をしました。
準備が整った織機を見て
It is amazing!
これから、身振り手振りの手織教室が始まりました。
「好きな色糸を選んでいただきます」
「???」
「What color do you like?」
好きな色糸を選んで手織体験が始まりました
「シャトルを通してトントン」
「Tonn tonn?]
[そう、トントン」
「Wakatta ws tonntonn ne」
珍道中ならぬ珍織物体験が進んで行く
彼女たちのお国は香港で今日は名古屋から
蒲郡へ来て竹島に手織体験をする計画だと言う
「レバー1を上げて2を下げてトントン」
「Igot it」
「シャトルを通してトントン!」
これが世界共通語になるかも?
そして、出来上がったコースターがこれだ!
「It was really fun」
素敵なコースターが織れました!出来て良かったね、
日本へ旅行に来て竹島で手織体験をしてコースターを織り上げました。
今日から自分の作ったコースターを使うのが楽しみだと
雨の中を竹島に向かって歩いて行きました。
「手織体験をしたいんですが」
二人の女の子が手織体験の申し込みです
教室内は生徒が製織中なので今日は店のスペースに織機を配置して
手織体験をしていただきました。
外は春とは言ってもまだ風が冷たく外のタープ使用はまだ早い
店先で体験を楽しめたか心配だったが
夢中で織っている姿をみて一安心しました。
手織体験の様子を見に行くとすでに房作りも終わっていて
仕上げの様子を見てびっくりでした
最初から同じ感覚を保って見事な織りを見せていただきました。
「すごく綺麗に織れていますよ」
と言うが、何事もなく織り上げている表情を見て
特別な事もなく当たり前に淡々と集中できる人を
羨ましく思ってしまう私でした。
「出来ました!」
と作品を見せていただきましたが
これを何事もなく当たり前に出来てしまうなんて!
今日もまた天才が現れた!と思った手織体験でした。
先日に予約をいただいていたお客様が手織体験でご来店です。
ご一家4名様でお子様は小中学生なので綿から糸を紡ぐ作業を
楽しんでもらうために綿繰り機の登場から始まりました。
「あら、この機械はなんでしょう」
この綿は植物ですから種があります
種を取り除かないと綿に使えないのでこの道具が登場したのです。
綿が出来たら糸を紡ぎます次の紡ぎ車の登場でまたビックリ、
綿から糸になるのです。
一万年以上の昔に人間が考え出した世界共通の作業それが糸紡ぎである
その出来た糸を、織機という人類最初の機械を使って機織りが始まった。
スタッフから織物の原理を教わりながら機織りが始まった
緯糸を一本通して筬を動かすたびに物が生まれてくる
これが楽しいのだ、これが嬉しいのだ
やめろと言われてもやめられない、
これが機を織る人の真理である
どうして?
何故だろう
そして自分で紡いだ糸を織り込む
堪らない感覚の作業だ
お客様とこの楽しい感覚を共有できることに私も幸せを感じてしまう
”良い仕事していますね”
と、私は常々思うことである
出来たー!
これ見て、私が織ったのよ
”おめでとうございます”
ご一家で糸から楽しんだ手織体験です。
古代から続く糸と機織りの作業の中から
自然と人間が関わって生き続けてゆくヒントになれば嬉しいです。
春が来た♪ 春が来た♪
梅は咲いたか 桜はまだかいな
唄いたくなるような日もあれば
寒波に震えるような日もあって
外出には着る物に困る日もある
今日の天気は晴れ!
予約のお客様のご来店なので今日は芝生に織機を並べた
「手織体験を予約をした者ですが」
いらっしぃませ!お待ちしておりました
「今日は天気上々なので芝生に織機を並べました」
広い芝生の向こうに青い海と緑の竹島を望む絶景を眺めながら
三河木綿の手織体験を楽しんでいただきます。
スタッフの指導を受けながら手織が進んで行きます
一通りのレクチャーが過ぎた頃には体験者は一人で織り進めています。
選んだ色はブルー、
目の前に広い海が展開して
三河湾ブルーがコースターに織り込まれていた。
4人の織姫様が竹島で手織体験に来ました
前に予約があったので今日を楽しみに待っていたのです。
全員手織は初めてとの事でスタッフも丁寧に体験をスタートしました。
綿の種取りから始めました。
「室町時代には存在していたこの道具を綿繰り器と言います」
ハンドルを回すとキーキーと音を立てて種が手前に綿が前にと別れます
「あらー!不思議だわ」
こんなに簡単な道具だが見事の働きをしています。
「なんで!なんで綿と種が分かれるのかしら」
古い時代に誰かが発見してから改良に改良を重ねて
今日の道具になったのであろう
そして、弓を使ってワタの繊維を解す綿打ち作業になると
「あら!、不思議だわ どうしてフアフアになるのかしら」
弓の弦が振動すると綿の繊維と繊維が解き放されて均一の綿に変化する
様を見てまたまた不思議の世界へと引き込まれていく
そして出来た綿を紡ぐ作業となると、不思議の世界へと入っていく
「私の手の中の綿から糸が・・・」
宇宙がブラックホールへと引き込まれるように綿が糸に代わっていくのだ
私の綿が 私の手から生まれている
原始の時代の人たちはもっと驚きの現実を目にしたに違いない
自分が紡いだ糸を持って織機に座ると機織りが始まった。
「私、初めてだけど出来るかしら」
「大丈夫です、昔は世界中で行っていた作業なのですから」
「織ればあなたは幸せになります」
教室から竹島の絶景を見ながら三河木綿を織る
これ以上の贅沢な時間は他に無いでしょう
織るという作業は無心を誘う
原始の時代からこの作業は幸せを作るという事だ
労働は苦痛なことが多いが機織りは心がほぐれる
笑顔になるか無心になって織る
何故?
それは織れば豊かになり、暖かくなる、
農業漁業の収穫の時
獲れば笑顔になり、獲れば幸せがくる
それが人類に組み込まれた欲望と繋がるのだろうか
1万年も前から織物はあった。
大自然の中の機織り姫の彼女はその時代のエースだったに違いない
その時代彼女はデザイナーであり、製造者であったのだ。
卑弥呼の衣装も織った人がいた
いや、卑弥呼自身が織り姫だったかも知れない
となると、 ”私今、卑弥呼と同じ事をしているのだわ”
と、なるかも知れないのだ。
それぞれが、自分のカラーをその場で選択して織機で織り始めたが、
今日は突然に瞬間に選んだ自分の色糸だ
「私、こんな感じの色が好きだから」
と、答えてくれる人が多い
選んだ時と織物になった時とはイメージが違うが、
「織れてくるとその違いが楽しいですね」
と、いう人が多い
”理想と現実”が徐々に織れて現れて来るが現実の映像を見るみたいで楽しいですよ、
と、言った人もいる
”想像と創造”の偉大な作業を終えて
最後の難関の房作りを終えるとコースターの完成である
おめでとうございます
4人の美女軍団の機織り体験でしたが、私の雑念が多くなってしまったな〜🙇
昭和36年秋に蒲郡へ来た時も竹島は夕日の夕暮れだった
高校生の時に友と見た夕日を現在は妻と見ている
橋が赤く照り出される時
太陽は西浦半島に沈む
振り返れば数十億年繰り返した夕日が
今日も沈んでいく
夕日で長く伸びた私の影は
地球に生きた一瞬の影を映し出している