TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

TCC・竹島クラフトセンターへのご案内 

2023年05月31日 | 竹島観光と手織り体験 手織り教室

 

 

 

この地図は 愛知県蒲郡市竹島町2 竣成苑 を表示しています

 
      
 
(アルコール消毒とマスク着用をお願いいたします)  

             

  みなさんようこそ蒲郡市へおいでくださいました。

 ではご案内をさせていただきます。

  東名高速道路[音羽蒲郡]インターを出て

 (料金所を出たら右側車線をとると良いです、

そのあと国道1号の交差点手前では真ん中の車線に入ってください)

 国道1号線を横切り直進南下してください。

するとトンネルを2つ通過します。

”トンネルを抜けるとそこはミカン畑だった。”

この道路はオレンジロードと申しますゥ~

ここ蒲郡は全国でも有数なミカン産地でございます。

道は下り坂ですから、スピードの出し過ぎににご注意下さい。

私もここで捕まっております。

急ぎ旅でござんす、なんて旅の途中でネズミ捕りじゃ 楽しい蒲郡観光で土産も買えなくなっちゃうよオ~

そのまま海に向かって真っ直ぐ走りますと、着いたところが竹島遊園です。

昔の鉄道唱歌って知ってます?その中に

海の眺めはがまごおりィ~

ここは写真のように美しい竹島海岸でございますゥ

竹島海岸には、俊成苑という広大な芝生広場も オープンしました。

俊成苑には竹島クラフトセンターがオープンして

三河木綿の手織体験が出来ちゃうよ。

手織作品はお持ち帰りが出来るので[竹島のお土産]になるよ。

手作り作品の土産が買えちゃう”てま”も店内あるから 寄ってみると良いよ。

江戸時代の手織り織機も展示されていて、鶴の恩返し気分で 記念撮影も良い思い出になりそう!

美しい竹島を眺めながら癒しの一時を過ごせる [ホテル竹島]や

[蒲郡クラシックホテル]などもございます。

そして子供達も喜ぶ[竹島水族館]では三河湾の海の 生き物達を観察できます

(これは黒ナマコ)

波穏やかな竹島をゆっくり散策すると足元の岩陰の潮溜まりには

小さな生き物の世界をのぞき見ることも出来ます。

竹島散策の後は[竹島パルク]でお買い物も楽しいよ。

ここ蒲郡は織物産地だって知ってました? そうなんですよオ~!

ミカンと並んで全国有数な綿織物産地です。

ここ三河が日本に初めて棉が渡来した所なんですよー!

799年にコンロン人が壺の中に棉の種を持って漂着したんだって

崑崙人って何だ? そんな国あるの?(あるわけないじゃん!)

 

それを知りたい人は芝生広場にある[竹島クラフトセンター]の主人が教えてくれるよ!ご機嫌がよければネ

手織り体験でアーッくたびれたアーって言う人は ホテルの温泉にゆっくり浸かって無事にお帰り下さい。

アッ言うの忘れた!、恋人同士の人は竹島では仲良くしないほうが良いんだって!

(誰かがやきもち妬くとか言ってたなアー) 竹島弁天だから?・・・・・

                                  

手織り体験した作品はお持ち帰りできます

いつでも体験は出来ます。予約のお客様がある時や、

先客様が使用時はお待ちいただく事に なります。

営業時間は午前10時~午後4時30分

手織り体験の申し込みは午後4時まで

 

 

☆手織り体験コースター・竹島観光みやげに・・・・・800円(税抜き) 

(所要時間約30分~45分)

新型コロナ予防の3密を防ぐため

芝生の野外特設テント内で行います

(雨天は中止ですからご注意ください)

 

 

 ☆ 綿から糸を紡ぎ織り込む、1200年の伝統 三河木綿のフルコースで

 コースターを織ってみよう・・・・1200円(所要時間約1時間)

 

 

☆竹島の絶景を眺めながら、ランチョンマット小型ポーチの手織り体験 3000円 (所要時間約3時間)

 

                            

 ☆手織り教室、初級者10回コース(1回3時間、合計30時間) 

 ☆手織り教室、初級コース・中級コース、上級コース、(入会金無料)  

生徒募集中!

 (日程:時間は自由に設定できますのでご相談下さい)  

TCC・竹島クラフトセンター 蒲郡市竹島町2 竹島園地竣成苑内

    電話予約とご案内 090-5100-8109 

ブログ http://biog.goo.ne.jp/tcc-suzuki 

 

                

毎週・火 水曜日と 毎月29,30,31日は織機のメンテナンスのため休業

くらふとフエアー蒲郡・蒲郡市手織り教室・蒲郡まつり・ テックスビジョン・竹島弁天手づくり市、学校施設の手織り教室  等イベント・教室開催のため 臨時休業日あり 

 

お願いです!

暇があったら竹島クラフトセンター制作の YouTube の動画と、

Toshiyasu Suzuki の個人チャンネルも検索してみてください。

 

① 臥雲辰致の紡績機 竹島クラフトセンター https://youtu.be/rXGz_8Toa9I

② 三河木綿で帯を織る 竹島クラフトセンター 

③ アシュフォードテーブルルームで機を織る 浜松ヤマタケの蔵 竹島クラフトセンター 

④ 8枚綜絖織機で千鳥格子を織る 天竜ヤマタケの蔵 竹島クラフトセンター

⑤ 東京手織機KS1000  三河木綿みかん染めを織る 竹島クラフトセンター

⑥ 竹島にジャンダラリンがやってきた 竹島クラフトセンター

⑦ 今日の竹島海岸 2017/04/30 竹島クラフトセンター

⑧ 今日の竹島海岸 初めてのビデオ撮り 竹島クラフトセンター

⑨ 高機で三河木綿鰹縞を織る 竹島クラフトセンター

⑩ 竹島弁天てづくり市 会場準備作業 竹島クラフトセンター

11  ツツジ咲く海辺の文学館 竹島クラフトセンター 

12 綿作り作業三河木綿 竹島クラフトセンター

13 2020年コロナの春の1日を竹島ですごす 竹島クラフトセンター

14 竹島俊成苑は子供天国−1 竹島クラフトセンター

15 今日の竹島2017/05/26 海の中にショベルカーが 竹島クラフトセンター

16 竹島の海を眺める 竹島クラフトセンター 竹島クラフトセンター

17 強風の中海が消えた竹島海岸 竹島クラフトセンター

18 潮干狩り会場にテント村が出現 竹島クラフトセンター

19 竹島俊成苑は子供天国−2 竹島クラフトセンター

20  竹島弁天てつくり市 5月20日 竹島クラフトセンター

        

 
 

紡績スライバー綿で手紡ぎ

2023年05月31日 | 私の棉と織物
綿糸を紡ぐ
昔ながらの技法の糸紡ぎや羊毛用の紡錘車は使うが、
先日綿紡績の工場から木綿のスラーバー残綿を頂いた。
そこで、これをどう使うか考えて試作することになった。


スピンドルを使ってみたが製造量が少なすぎて間尺に合わない
そこで羊毛用の紡錘車を使ってみたがかなりの太番手となってしまいました。


ガラ紡機にも掛けてみたが思い通りにはいかず
改良の余地ありで試作試験が続いている。







今日はガラ紡機の大掃除です

2023年05月31日 | 私の棉と織物
月末の第5週の竹島クラフトセンターの工房とお店は休みです。
今日は工房に設置されているガラ紡機のお掃除をしました。


このガラ紡機は江戸時代に信州で生まれた僧侶の臥雲辰致が
日本で初めて発明された紡績機です。

その原理は、下の綿を詰めた筒が回転して綿が撚られながら引き上げられると
糸状態になります。さらに撚られながら引き上げると糸が出来る原理です。

紡錘機(糸車)で手紡ぎをする私が理想とするガラ紡機にするために
回転と撚り回数と引き上げる速度を微調整出来る装置を付けてもらって
平均で綿の糸番手の20/単糸が出来上がっています。
出来上がった単糸を双糸に撚糸する作業もこの機械でやっています。


甘撚りの双糸はたまらない柔らかさと光沢があります。
これが出来るまで10年かかりました。
私の大切な愛機だから今日も大掃除です


三河綿花と藍草を育てます

2023年05月30日 | 私の棉と織物
竹島クラフトセンター店の前のプランターに植えた綿と藍が大きくなって来た

これは三河地綿が双葉から本葉が出て来たところです
本葉は双葉の葉の間から出て大きくなると双葉は落ちます。



この写真は、一般的な和棉の双葉が出て来ました。
(特徴としては茎が赤いのが和綿の特徴です)
静岡県磐田市福田の寺田徳五郎さん栽培の和棉を植えています。

日本各地にいろいろな和綿があります。
伯州綿とか伊豆大島由来の綿とか、それに
明治以来農林省で品種改良された農林何号とか
名付けられた改良種も一般的な和綿と言われています。



藍草も植えて見てもらっています
生葉染めでもやってみようかと思います。




今日は晴れ!初夏の里山を歩く

2023年05月30日 | 天竜散歩物語
今日は晴れ!
山へ散歩に行こう!

水を持って、食べ物を少し、カメラに、虫眼鏡をザックに入れて出発!
やけに明るい私(何も楽しいことも無いのだが)


道端に咲く野草を見たり


見上げれば赤松の林
いい空気だ
昔の結核療養所のあるところは松林が多いのは何故だろう

青い空に緑のカーテンが掛かり
私の気分も最高!


ベンチに座って地図を取り出し
腹ごしらえをして出発だ
ペットボトルは持ったしさあー行くぞ


野苺だ
美味しそう
子供の頃に野原で採って塩水で洗って食べた
(実の中にいる虫が出て来るから)
妹が言った
「お兄ちゃん苺美味しいね」
食べ物が無い終戦後の時代の兄妹の会話だが
理屈はどうあれ戦争だけはしてはいけないのだ。


「この木、染まるよ」
「何という木だろうか」
「えーっと?」
最近こんな会話が多くなった
認知が始まった?


上の木じゃないよ
下の木だよ


「冬青って、こう書くの?」
「看板にソヨゴって書いてあるよ」


シシガシラ(スズカ カンアオイ)
名前は知ってるけど見たのは初めてある


気持ちの良い坂道を下る
杉の木のない日本の原風景の森林をゆく


森林公園の中の広場にでると
な、な、んだあれ!
こんなところにヘリコプターだ



やっぱり本物のヘリだ
「松食い虫駆除のためにヘリを使うんだ」



「明日、散布するらしいよ」
赤松に新しい害虫が発生したらしい
人間のコロナウイルスと言い、自然の樹木もヤバイのだ
変な世の中になって来たな


遺伝子操作で植物の種も買わなければ芽が出ない
洋綿の種も買わなければならない時が来ているのだ。

「和綿もヤバイ時が来ているかもよ」
崑崙人の三河地棉は絶滅危惧種に指定もされてないほど
知られていない貴重植物だから三河人として植え続ける
使命があるのかも知れないね







綿の種から本葉が出て来た

2023年05月29日 | 私の棉と織物
今日は三河木綿の種から芽が出た話をしよう
毎年蒲郡市内の小学校の三河木綿手織教室の授業で綿の種を蒔く為に
三河木綿の種を藁灰液に漬けておいたら3日目には写真の様に
種から根が出てきました。

小学校には弓ヶ浜由来の和綿を蒔いてのですが、竹島クラフトセンターに植えた種子は、天竹神社由来の三河地綿(三河種)を育てています。
三河地綿は綿の原種に近く、綿毛は太く短く縮れ、他の和綿と遺伝的に交配しないので、崑崙人の三河木綿に近いのではないかと過去26年間植え続けています。

棉はアルカリ性の土壌を好むので私は藁灰の液に浸けてから植える様にしています。今年も元気に芽をだしてくれました。



店の前のプランターで双葉から本葉が出て来て虫にやられる双葉から成長して
一安心である




(上の写真は葉脈も葉の付け根も青いので三河地綿、歯は三つに分かれている)

3年目になった三河地綿の木から芽を出した葉も大きくなったので
葉の剪定をしました。
一本の木から3年連続で育てているが、多年草の綿だが
連作障害か4年目は育たない

(この写真の葉は葉脈の付け根が赤く葉が5つに分かれているので和棉である)

選んだ糸が織物になって私を飾る

2023年05月29日 | 蒲郡 竹島観光 
「手織体験は出来ますか」
ご夫婦の手織体験の申し込みです

今日はタープドームを設営したので体験はテントの中です
早速好きな色糸を選んでいただきました。


「どれにしようかな」
好きな色糸を選ぶのですが、意外と決めている人が多いのです
今着ているお洋服と関連した色を選ぶことが多いのです

「今日来ているお洋服と合わせたのですか」
と言われて
あれ!っと気づく人が多いのです


今日も青い竹島を眺めながら織るのは
一宮市からおいでのご夫婦です。

今日は人影も少ない静かな俊成苑です
「いいなーこんなところで織れるなんて」


スタッフから織物の原理と織機の操作法を教わりながら
手織体験が進みます。

「あれ!ここが変になっています」
「大丈夫です、やり直せますから」


最後の難関である房作りも無事終えると
コースターの完成です。

「やったー!」
「出来たわ、嬉しい!」
喜びの声が上がるとコースターの完成です。

そして出来上がったコースターを掲げて記念撮影です

お友達と手織体験に来ました

2023年05月29日 | 蒲郡 竹島観光 
初夏の竹島は青と緑と白が主役
海が青くうねり弾ける
緑が盛り上がり島を包む
白は長く伸びて青と緑を結ぶ


そんな竹島に二人の女性が立ち寄ってくれて
織物を織ってくれるという

織物には女性が似合う
トントンと糸を入れ叩く
あー、いい気持ち


「私一度は織ってみたかった」
「織物を織るって今は夢です」

ここで織れるって知らなかったそうで
「織機に座る事に緊張したわ」


織れば織るほど織りたくなるのは何故だろう
憧れだけでなく人間の本来持っているものに思えてならない
経糸と緯糸が直角に混じり合う単純な構成で色を出し紋様を作る
その工程を目の前にして今夢が現実になっている


緑の芝生広場に人々が集う
人々が景色を眺め心安らぐ
そんな光景を眺めながら機を織る



「出来ました」
「嬉しい!」
喜びの声が上がります
「織ってみたかったです夢が叶って嬉しいです」
この喜びが私の支えなのです。


海に浮かぶ船を眺めて手織体験です

2023年05月29日 | 蒲郡 竹島観光 
初夏の海風を受けながら三河湾に浮かぶ船を眺めて
最早散ってしまった藤棚の日陰で三河木綿の手織体験が始まった。


素敵なご夫婦が手織体験を申し込み
今日は風の通る涼しい藤棚の下を選んだ。

「わー!、これがいいわね」

観光客の人出も少なく静かな俊成苑を眺めながらの機織りです。
絶景を眺めながら素敵なところで贅沢な体験となりました。


スタッフから織物の技術を教わりながらすたーとしましたが
数分後には慣れて来ると余裕の織り方を見せてくれます
「織物って楽しいです」
「夢中になって織ってしまいます」
そう言いながら織機から目が離れません


藤棚を通り抜ける風は涼しく無言の織りが続く
時も忘れ日常から離れ無心に糸を操っている自分に気づく

「織っていると時間を忘れますね」
そう、織り始めると無心になってしまうのです。



アサリ採りも織物も自分の手から物を採り生まれる、
それを作り獲る事により安心を得ることが出来る
一段一段と織る事が生活を守り、食糧を獲る事で命を守る
それが安心となり獲る事に無心になれる
それが織物を織る醍醐味でもあると思う


最後の房作りも終えるとコースターも織り終わり
手織体験も終了します。
お互いの作品を見せ合ってお互いの健闘を讃え合って記念撮影です。

おめでとうございます!

二人で三河木綿の手織体験に挑戦しました

2023年05月21日 | 蒲郡 竹島観光 
「三河木綿の手織体験をしたいんですが出来ますか?」
旅の途中に機織りをしようとご来店下さいました。

最初にコースターに使う緯糸を選んでいただき織機に向かいます。
手織り指導のスタッフが織機の説明や織物が織れる原理を
説明しながら手織体験が進んでいきます。


「なるほど、織物ってこうした原理で出来てるんだ」
経糸が上がったり下がったりと動き、その間を緯糸を巻いたシャトルが通る、
緯糸が通る毎に筬を打ち付けることでしっかりした織物が出来ることを学びます。


織り始めると織るという行為に集中します
横糸を一本一本を通す毎に筬を打つという行為を繰り返し、
今回体験するコースターが織り上がって来ます。


出来上がった布は、あなたが織った一本の糸の積み重ねなのです。

「出来て来たわ、これは集中しますね」

数千年の間、人類は織ることで寒さから身を守り、物を運ぶ袋を作って来たのです。
ものつくりの機械の原点は織物から始まりました。
だから織機のことを機(ハタ)と呼ぶのです。



教室の外は竹島の芝生広場が広がっています
「ここは素晴らしいところに教室がありますね」
「そうなんです、全国でもこんな観光地の真ん中で手織りができる
施設を持っている都市は蒲郡市だけでしょう」


ここ三河は、”どうする家康”のドラマでも紹介されたように、家康の母於大の方が
木綿の作付けを奨励して以来、全国有数な木綿織物の産地なので観光客にも
三河木綿と織物を知ってもらい体験してもろうとこの施設を設けたのです。


「出来たー!」
「嬉しい!」

最後の房作りも難なくこなして三河木綿のコースターが完成しました。
教室内の壁に掛かったジャガード織りタペストリーの前で記念撮影です。

おめでとうございます。

紅色に染まる竹島橋

2023年05月20日 | 蒲郡 竹島観光 

11月から正月にかけて西浦半島に沈む夕日は最高に綺麗ですが

今時の竹島の夕日は山に沈んでいきます。

今日も竹島クラフトセンターの教室を閉めて外へ出ると

この景色が飛び込んできた。

おー!

橋が真っ赤に燃えてる様では無いか

早速カメラを持って走る

竹島の景色は海と島だけではなく橋がその時の主役となる場合が多い

橋の色が下の水面に写り込み竹島の岩も真っ赤に染り

赤いグラデーションカラーが美しい竹島に見惚れる私でした。


 


私の和綿と糸紡ぎ

2023年05月19日 | Oguraさんの作品

生徒のOguraさんが手紡ぎの作業中である

ご自分の畑で植えた綿で糸を紡いでいる

 

「どのぐらいの糸が出来るでしょうか」

「紡ぐ糸番手で糸の長さは変わるが、重さは変わらないから

綿の重さの糸が出来るでしょう」

 

一心込めた糸紡ぎの作業は心の修行にも似て忍耐と努力の作業だ

そしてより美しい物を作るという修業にも似て

「作業の手順の改良に改良を重ねて理想に近づく作業が続く

綿が糸に変わるところに目も気持ちも集中して、

綿と相談しながら手と車を操作する、

自分の想いだけでは目指す糸は出来ないから

綿と会話しながら引いて下さい。

 

人間の身勝手な現在のご時世だが、

綿と自分の心の会話が出来たら楽しい、

と想いながら私は糸を紡ぐ

その作業は、ドラマの連続である

完成を夢見て それは終わりのない旅と似ている

 

 

 

 

 


糸が織機にセットされて 何が織り出される

2023年05月19日 | Yamanaさんの作品

今日の手織教室を覗くと浜松から通うYamanaさんが織機に経糸をセットしていた。

「おー!綺麗な色だ」

色選びでは一味違う才能を見せるている人だが

今日セットされる色も複雑な構成となっているようだ。

何が織り出されるか当ブログで紹介したいと思っている。

 

 

 


二俣城山から鳥羽山城まで散歩路

2023年05月17日 | 天竜散歩物語

今日も運動不足解消(解消出来てるか腹を見れば一目瞭然)と、

郷土の歴史探索の散歩に出た。我が家からも見えている城山に向かった。

高天神城とならんで難攻不落と言われていた二俣城を武田信玄も攻め落すには

2ヶ月を費やして上洛が遅れたばかりか信玄の命も費やしてしまった。

 

かつて二俣川は城の直下を流れ自然の堀と急崖を作っていたので

この坂を攻め登ることは到底無理と思われる程の傾斜である、

この崖を攻め登れば写真の丸石が頭上から転がり落ちて来るのだ

この丸石は天竜川に無尽蔵にあるのだ。

 

二俣城図に描かれている当時の道に出ると道は鋭角に曲がり二俣城の大手門に至る道をゆく、

大手門から城内に入れば本丸天守の石垣が見えて来る

今川、武田、徳川と城主が変わったあと二俣城を改修したのは

徳川の家臣の堀尾氏と言われ、土と石垣を使い分けた城としては

代表される城郭である。

 

野面積みの石垣は浜松城と同じ形式を持っている

 

本丸に咲く花に当時の兵士と信康の若い命を想う、

 

いくつかの曲輪を持ち、沢山の兵が籠城出来たことを窺わせる

 

二俣城を南下すれば天竜川と二俣川の合流地点に下る

天竜川の急流が城直下にぶつかり渦巻いて恐ろしいところである

武田信玄も二俣の毘沙門堂に本陣を置き責めあぐねて二俣城を眺めていたのだろうか、

そこで”水の手を切る”というアイデアで”遠州の要”と言われた二俣城は落城した。

武田勢の三方原合戦の勝利に結びついたのである。

 

天竜川河口から26kである、この合流点から二俣川へ天竜の流れが

逆流して天然の堀を作っていた。

江戸末期になって二俣の名主である袴田氏が二俣川の改修工事を

私財を投じて完成するまで二俣の町は江戸末期まで水害に悩まされ続けて来たのである。

二俣川と天竜川の合流点から再び急坂を登ると鳥羽山城にとりつく

新緑に包まれて気持ちの良い坂道である。

この林の向こうは天竜川が蛇行して作った急崖で、

ここも難攻不落の城であったと想われる。

 

道を登ると鳥羽山城の大手門に着く、

戦国時代の城の厳しさは無くやさしい感じがする城跡である

この城は二俣城攻めには徳川家康が本陣を構えて二俣城の武田の軍勢と睨み合った。

 

三方原合戦の後、堀尾氏が二俣城と別郭一城として改修して迎賓館的な城の役目を持ち

戦国の世でありながら枯山水庭園を持っていたのである。

 

私たちは鳥羽山の新緑に包まれて一休みをして

古戦場にたたずみ植物図鑑を広げ草木染めの材料を探す

 

草を眺めて木を見上げて

「あれは染まるかしら」

「これは何草?」

「雑草という名の草はないそうだから名前はあるだろう」

と答えにつまる私がいた

 

一休みの後、鳥羽山城跡を後にして坂をくだる

この花は何?

可愛らしいねえ

野草を見ては立ち止まり

小鮒草を見つけては

「染めようか?」

「これじゃ量が足りないな」

石を敷いた広い道は戦国時代の城の印象はなく、迎賓郭を思わすに十分だ。

 

この道は春は桜の名所だが もうすぐ山百合が咲く道になるだろう、

森林の陰に咲く白い山百合の姿を想像した。

 

「この辺に美味しい蕎麦屋があったね」

「八幡屋という店だ」

そこで蕎麦を食べよう!と珍しく意見が一致

「あっ!」

自動販売機があった!

 

 

 

 

 

 

 


雨上がりの竹島で三河木綿の手織体験です

2023年05月16日 | 蒲郡 竹島観光 

姉妹が手織体験にやって来た

午前中は雨でタープドームの設置を遅らせていたので

数組の体験に対応できなかったが

午後から晴れたが芝生は十分乾いていないが

織機を芝生上に出して手織体験が出来た。

 

二人の姉妹が手織体験に挑戦です

まず最初に好きな色糸を選んでいただき織機に向かいます。

スタッフから織物が出来る原理と織機の操作を教わりながら

手織が進みます。

 

天気も回復して芝生広場も心地よい風が吹く抜けて

手織体験も順調に進んでいきます。

「ここで、色糸が無くなってしまいました」

急遽色糸を追加して織ることにしました。

 

竹島海岸の絶景を眺めながら手織体験が進みます。

雨上がりの平日とあって観光客の人影もない芝生で

三河湾の潮風を受けながら手織は進みます。

最高の気分で手織が出来るのは日本中でここ竹島でしか無い

シチュエーション中での三河木綿の手織体験です。

 

最後の難関の房作りもクリアーしてコースターが完成しました。

「やったー!」

「出来たー!」

姉妹の笑顔が弾けて笑顔満点で世界で一つの作品を見せて記念撮影です

おめでとうございます!。