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今朝の開店に間に合わない
潮干狩り渋滞である
「私車を降りて歩くわ」
竹島クラフトセンターの潮干狩りシーズンは暇なんです
なぜ?
常の観光客とは違って目的は潮干狩りなんで三河木綿なんて興味も示さない観光客です。
芝生中にテント村が出現します。
長靴に熊手とバケツとペットボトルを持って一目散に海へ向かいます。
「今日はどのくらいあるでしょうか?」
今まで最高は402のテントはかぞえましたが、今日は200位でしょう、
「携帯を拾いましたがどうしたら」
「帽子を無くしましたが」
「子供が見えなくなりましたが・・」
蒲郡市が栄えるのですから笑顔で対応が一番!
今朝は綿畑から始まった
畑を覗いてみると
あれ!出てる 芽が出てる
「可愛いです」
”こんにちわ 赤ちゃん”
ちょっと古いか
おー!、
コチラさんも頑張ってるよ
まだまだ出て来る芽生えの季節
社長!、芽が出て来ましたよ
Tugeさんご苦労様です。感謝 感謝ですよ。
ここの綿畑の横には綿に負けずにハーブを中心に花壇が設けられています。
綿が実る頃、花壇も完成して
秋のお花見が出来たらいいな。
今日は雨
窓ガラスに雨粒が落ちては流れる
静かな雨の午後でした
天気の悪い日は
雨に煙る竹島をながめながら機織り三昧だ
取り出し設置したのは16枚綜絖織機、
雨の日は観光客も少なく来客も少なく手織教室に通う生徒と
静かなコーヒータイムが楽しみ
雨の竹島を独り占めしながら機織りを楽しむ一日だ。
「手織体験をしたいんですが、出来ますか?」
一人の少女が手織体験の申し込みです。
早速手織機材の準備をして手織が始まりました。
日本の綿花の歴史は西暦799年に三河湾に漂着した小舟に
綿の種が入った壺を持って一人の青年が上陸しました。
その青年は崑崙人だと名乗り、土地の人々に綿の作付けを教えたのです。
その地に天竺神社(天竹神社)を綿神さまとして祀ってきました。
そんな、綿の話をしているうちに
「私、インドに生活していました」
インドといえば現在でもコットンの生産地であり
アジア綿の元祖はインド綿なのです。
インドの話が盛り上がっているうちにコースターが出来上がってきました。
最後の房作りも終えるとコースターの完成です
「楽しかったです」
「インドのお話を聞けて楽しかったです」
綿の繊維が飛んで来た話も興味ある話です
最後に完成したコースターを掲げて記念撮影です。
「おめでとうございます!」
”また、インドのお話を聞きたいと思っています”
「手織体験をしたいんですが、出来ますか?」
手織体験の申し込みです
早速、手織織機の準備と糸など機材の準備と織り込む緯糸の準備をして
手織体験がスタートしました。
「緯糸は斜めにセットして縮み分の距離をとりましょう」
手織には作業の手順に意味があるので、その解説をしながら
織物が進んでいきます。
「以前から一度はやって見たかったのです」
「憧れの手織が出来て嬉しいです」
大量、高速、効率、などなど現代は忙しく合理性を求められ、
仕組まれた構造社会の中で私たちは生きていますが、
その真反対の作業が手紡ぎ手織りなのです。
「出来たー!」
「凄い!、私にも出来たわ」
教室内に喜びの声が上がります。
ゆっくり過ぎて時間を忘れなければ出来ない作業ですね
だから無心になれるのです!
30分そこそこで無我無心になれる作業が手織りにあるのです。
「出来てよかったです、嬉しい!」
と、喜びの声が上がります。
織り上がったコースターを掲げて記念撮影です
おめでとう御座います!
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「今日は手紡ぎです」
と言いながら紡ぎ車を持ち出すToshieさん
かつて染めた原毛の中から、好きなカラーを取り出して
スライーバーを作って紡いでいます。
「これをすると心が落ち着くのよ」
一心に綿から糸を紡ぐ作業は心の安定をする作用があると言う
「無心になれるのよ」
と言いなながらも手を休める事なく作業を続ける
「だから、1時間かけても暇を見つけては通って来るの」
静かな竹島海岸の絶景を眺めながら 無心 無欲 の糸作りを続けていました。
今日は久しぶりでYamamotoさんの教室に出た。
心筋梗塞を患って登山を諦めていた妻が山へ登るという
夢にまで見ていた登山であった。
何処へ行こうか、
そうだね無理は禁物だから緩急の無い同じ調子で登れる山で、
登山再開の意味を含んだ山を選んだ。
そして選んだ山は鳳来寺山!だった。
大河ドラマ ”どうする家康ツアーズ” に出演のお礼参りとなった。
徳川家康の母於大の方が松平家臣に三河木綿を広めたことで
三河木綿の綿と手紡ぎと手織りのシーンを幸田町深溝の松平家臣の家から出た
江戸時代製作の手織織機とその作業が出演のきっかけとなったようだ。
そんな意味を込めて鳳来寺山登山がはじまった。
私が高校生の遠足の時は国鉄本長篠駅で軽便鉄道田口線に乗り換えて
鳳来寺駅で下車すると門前町を歩き始めた。
今日もかつての鳳来寺駅跡から歩き始めた。
(当時の鳳来寺駅は観光客でごった返していた)
今は静かな門前町だ。
いい雰囲気だ♪、玩具箱をひっくり返した様な作り物の遊園地よりいいね!
すみれの花咲く頃♪
歌が出る程のどかな道をゆく
半分白くて半分紅い花が 花桃だろうか
珍しい桃の木を立ち止まり眺め身体を慣らしていく
緑の向こうに古民家が見える
街では味わえない様な静けさが値打ちなのだ
石臼だ!公園にある変な彫刻オブジェより歴史と生活感のある温かみが嬉しい
秋葉道の分岐点だ。ここを行けば故郷へ行けると思うと嬉しい
橋の欄干雰囲気満点で以前硯の職人さんがいたお店が懐かしい
ついに登山口までやって来た、いよいよここから石段登りがはじまる
まだ緩やかな傾斜で石段の間隔も長くゆっくりゆっくりと歩く
数百年の時を生きる傘杉に生命力をいただく気持ちだ
石に刻まれた俳句に当時と同じ時を共有する想いに感動
仁王門が見えて来た。その前に林間に座す仏に参る
仁王様に睨まれて 見上げ立ちすくむ自分がいる
私、最近真面目なんです
あなた!よっぽど悪い事してるのね!
💦ごめんなさい なんてね
いよいよ石段が急となって来た
ここから私達の呼吸と足の刻みを実践する
四段上がっては止まって2呼吸😅
石段に 「イタチの糞みたいだよ」
猪や熊に注意が出てないので安心な登山が出来てる
いよいよ急になって来た
2段上がって止まり一呼吸に変わる
上から見下ろす石段は急な崖の傾斜である
現存するお堂を見上げ一呼吸 過ぎた時代の空気を丸ごと吸い込む
一輪落ちた椿の花に我が身を重ねて歩く 生きる
シダの葉裏の緑の光に生きる証をみた
石段の刻みも急で狭く足運びに要注意で
一段登って止まって二呼吸 一段登っては止まり二呼吸、
やっと本堂の屋根が見えて来た。
1316段の道標が見えて今日の目標を達成
四年目のお参り 心筋梗塞を患い命あって今日のお参りを感慨に耽る
今日の登山の目標である、於大の方の木造にお参りして
どうする家康ツアーズが無事放映となったお礼を込めてお参りをした。
見晴らし堂から眺めた三河と三河湾の向こうに渥美半島
地球の芯から火山活動で盛り上がり天竜川の流れも変えてしまった
鳳来寺火山の証の屏風岩だ。
登りたくなる岩? 今度来た時は元本堂のある頂上まで上がりたい
あー、疲れたけど気持ちいい
目的達成の満足感は仕事とは違うものがある
於大の方が家康誕生を祈願した東照宮にお参りをする
東照宮には家康が着けたと同じ鎧兜が展示されていた
今日は東照宮で目標達成です
歩き終わって靴を眺めると あれ!綻びが
これからは登山靴を履いて歩こう
門前まで下山して来た。
後から来た人に追い越されても自分の歩を変える事もなく
ひたすら歩く喜びを知った。
往年の駅があった登山口まで戻ると
また徳川家康がいた
こまった!どうする家康
「三河木綿のフルコースをお願いします」
三河木綿のフルコースの予約をいただいていたご一家が手織体験に挑戦です。
三河木綿のフルコースとは畑で採れた綿の種取り(綿は植物です)
から綿の繊維を解す綿打ち作業(綿の塊を無くして綿らしくフアフアにする)
それから糸車を使って糸を紡ぐと言うかなり難易度の高い作業を学んでいただきます。
母娘三代の三河木綿のフルコースです。
お孫さんから綿繰り作業から始まりました。
木製の綿繰り機ですから木が擦れる音を立てながら
キー!キー!と回転しながら綿と種が分離しています。
このフルコースはやってみたくてもなかなか難しいと挑戦の人は少ないが
「昔お婆さんがやっていたことを思い出す」
「家にこんな道具があってどう使うのか知りたい」
申し込む人は昔を懐かしんだり、向学心があって挑戦するようです。
次は古来の弓を使った綿打ち作業です
「え!、こんなことで綿がフアフアになって来た」
「不思議だね」
「誰が考えついたのかしら」
「わー!、たぬきの糸車だ」
糸車(紡錘車)の登場で声があがる
「綿はフアフアして優しいから優しく扱ってやりましょう」
優しい綿でも扱い方で猛烈に硬く強い物に変わってしまうのです。
「ゆっくりゆっくり、優しくやさしくそーっと引いてください」
「糸が出来てる!、凄い!」
糸紡ぎで糸が出来ると感嘆の声が上がる
自分の手から自然が人間の役に立つ物に変わる様子を
見ながら織物作業にかわります。
手織作業に入り織機に変わるとカラフルな緯糸の選定と
デザインと織機の操作方法に神経を使う作業なる
ご自分で紡いだ糸を何処へ織り込むかデザインを考えましょう
自分のコースターを自分で選んで作った糸で作ると言う
現代の生産システムではあり得ない事を自分の判断で作ると言う
三河木綿のフルコースである
「出来たー!」
喜びの声が上がる、その時の笑顔が堪らないのです。
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