TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

信田先生のゴブラン織りバッグが完成

2023年12月16日 | Nobutaさんの作品
竹島クラフトセンターの生徒で組織織りの信田先生の新作で、
昭和40年台に蒲郡で生産されていたジュガード織機で織られていた
ゴブラン織りを8枚綜絖織機を使って現代に蘇らせた作品だ。


ゴブラン織り組織を巧みに使いこなし、現代によみ帰らせている
当時はインテリア商品に使われたいたが、信田は現代のバッグに仕立ている。


経糸4色を巧みにミックスさせながら織り上げて
この組織の特徴を捉えて丈夫なバッグはこれからの
三河産地の新織物として再興できるのではないかと
予言しているように思う。







今日の課題は、日本の家庭インテリア装飾の草分けの2節織りでした

2023年10月19日 | Nobutaさんの作品
かつて日本の家庭に室内装飾の概念を定着させた織物が2節織りです。
その頃、蒲郡市はジャガード織物では一宮市、江南市と並んで
日本有数の織機台数を保持している産地でした。


(竹島クラフトセンターの8枚綜絖手織織機で織ったゴブラン織り組織)

昭和40年代には床は畳敷で窓はガラス窓と障子の室内が多かった。
床にはゴブラン織にビニールをコーテイングしたビニールカーペットを敷き、
唐草紋様と花柄で西洋風のインテリアに模様替えして、窓にはゴブラン織や
2節織の織物のカーテンで飾った。

今日の、2節織り組織を織る課題に協力してくれたのは豊川市の曽田さんと
西尾市の信田さんの両先生です。


ジャガード織りの組織の織物を、8枚綜絖織機で2節織りを再現していただきました


昭和40年代のインテリア装飾の再現、懐かしさを感じ、その頃の繊維工業の
隆盛時代を思い出しました。






手織教室の課題作品の二節織りが出来ました

2023年08月29日 | Nobutaさんの作品
竹島クラフトセンターの手織教室の今月の金曜日の課題作品は
二節織りです。

昔むかし、蒲郡で織られていたカーテンや室内装飾織物の二節織りが課題です。
「これで良いでしょうか」と
その課題を提出したのは西尾市からTCC手織教室に通うNobutaさん、


当教室で1番の織物技術を持つ生徒さんのNobutaさんが
見事な織物を再現してくれました。


100点満点の出来上がりです。
二節織りの魅力を生かした織り方を見せてくれました。

この織物が出来るまでは白い木綿布を窓に掛けていた日本の家の窓に、
この織物が全国津々浦々までカーテンという装飾織物を掛けたのです。

勿論、蒲郡のカーテンが日本一の生産量を誇った時代の織物です。

それを今回は生徒のNobutaさんに再現していただきました。
感謝感謝です。


今日の課題は織物ではなかった

2022年03月19日 | Nobutaさんの作品

竹島クラフトセンターでは手織の名手であるNobutaさんが

今日は羊毛手編みニットの作品を持って来た。

わー!かわいい

と声が上がる

花のモチーフが形も技法も皆違っていて

それぞれが自己主張しているみたいで楽しい作品である。

 

今日は手織の難問な宿題を出したのでどんな仕上げをしてくるか

それが楽しみである。

 

 


信田さんの手紡ぎ手編みセーター

2020年03月16日 | Nobutaさんの作品
竹島クラフトセンターには羊毛手紡ぎと手織りの名手が三人いる
その一人の西尾市から通う信田さんの新作セーターが持ち込まれた



自らメリノウールを原毛のまま手紡ぎをした糸を100%使っています
彼女でなければ出来ないこの作品だけの雰囲気で
既製品には無い手作り感あふれる製品です。
着ているだけでわかる自然が生み出す高級感

手織りだけでなく手編みの分野にも歩み出すのか?
自然趣向の信田さんが編み上げたセーターです。
さて、幾らで売りますか?

と尋ねてみたら
「私は売りません」
とのお答えでした。






織物を組織して遊ぶ

2019年06月29日 | Nobutaさんの作品

竹島クラフトセンターの教室では三河木綿だけではなく

各種の繊維を使った織物作りを教えている

多綜絖を使った組織を使って遊ぶ組織織りだ

 

なんだ?、織物が破れてる、

いや、裏表2枚の布を織って上の布に穴を開けて遊んでいる

 

これも2枚の布を織り分けている組織織りだ

先生が生徒に出した課題作品である

何で?、ブルーの色が入っているのでしょう

 

こんな織物が出来ちゃいました

平織りじゃないね〜

竹島と橋を織り込んでいます

経糸が無作為な筋を作って素材感を出しています。

 

羊毛による織物遊びをしています

織物に色玉を作って表現してみました。

 

今度はこの棉を織り込んでみよう

織物遊びは面白い

”手織りは楽しく織りましょう 約束事は基本だけ”

が 竹島クラフトセンターと壬生織りの合言葉である