TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

今年も芽が出て花が咲く 三河の綿

2023年03月30日 | Iwakooさんの作品

竹島クラフトセンターのプランターに植えてある綿の木から

今年も芽が出た。

小さな小さな葉の形をした小さなな芽

今年も生まれて来たね緑の芽

三代目の芽だから 孫の芽なのか

誕生してくる動物も植物も

幼く可愛いのは何故だろう

 


散歩帰りに キコロの肉うどん

2023年03月28日 | Iwakooさんの作品

今日は在所の街?歩き

「どこか行きたいね」

「何処へいくの?」

と云うわけで家を出た

「どこへ行くの?」

わからんまま歩く

30分ほど歩くと

山王神社と言うお宮について一休み

村の鎮守の神様の日陰に入って一休み

さて、ここから何処へゆくの?

わからん

たんぽぽと野苺の花がかわいい

スマホ片手に散歩みちだが行き先不明は苦しいぞ

「右へゆく?」

「それとも左?」

春なのに夏のような暑さの中で ふるさとの散歩ブログ

「もう帰ろうよ」

「帰りは味噌を買って帰ろう」

アイスクリームも食べたいね

彼岸だから ぼたもち も

”キコロ”の肉うどんを食べたい

あの凍ったやつ?

それがいいね

早くかえろう

 

 

 

 


8枚綜絖千鳥格子柄をはじめて織りました

2022年11月30日 | Iwakooさんの作品

「織れました!」

先週に整経作業をして

「私に組織を作ってほしい」

と頼まれて組織の組み合わせと意味を伝えながら

綜絖通しと縞と柄の成り立ちを理解する授業となった。

縞の濃色の方を濃度差をつけた結果

鋭く感じる千鳥紋様が優しく馴染んだ表現が出来た

「柔らかく良い感じ」

「でも、淡い方の縞のカラーがこれ以上薄いと千鳥が崩れるが

 微妙なバランスで出来ていますね」

「この写真を見れば組織がそのまま出来ていて組織図が組めるよ」

「そうですね、よくわかります」

縞と格子と組織の組み立てが理解できて来たのだ。

 

「残り糸の毛糸を使ったが番手も丁度良かったわ」

「今度は4枚綜絖で織れる千鳥格子柄も織って見たいです」

今教室では、縞整経と組織の関係の授業が多い、

これが出来たら組織作りが楽しくなる

織物はそんなに難しいことでは無い、

整然と並んだ経糸と緯糸しか無いのだから

 

 

 

 

 


大将は手紡ぎを極める

2022年11月13日 | Iwakooさんの作品

今日は大将の手紡ぎを紹介しよう

竹島クラフトセンターで手紡ぎの修行中のIwakooさん

ものつくり大好き人間であるIwakooさん

皮、繊維、木工、何でも物つくりが大好きなのである

そんな大将が挑んだのは糸紡ぎである

日本の和綿を収穫して種を取り、弓の綿打ち、

その後、竹島クラフトセンターのカーダー掛け方法を終えると

 

綺麗に整綿された綿を使って手紡ぎをしている

”綺麗な整綿は綺麗な糸を産む”

 

 

 

 


男織り、紋織り刺し子の修行中

2022年04月28日 | Iwakooさんの作品

Iwakooさんが準備を進めていた刺子織りの織機にいよいよ緯糸を通します

私共の教室では試験織りと言います

「先生、ここがおかしいです」

その結果一本の糸に異常が見つかりすぐに修正に入ります。

一本の狂いも許されない

それが織物です

整然と整った織りと柄では組織の一本の狂いが全体をダメにするのです。

 

組織図とレバー操作を検証しながら原因を探し修正する

忍耐と根気のいる作業です

『わかった!此処ですよ」

原因追求はまるで推理の時間です

「この修正作業をする事が一番織物を覚えるんです」

”経糸と緯糸の時間と空間の中で織り出される事件のもつれ”

なんてね、冗談はさておき真剣勝負の時が過ぎれば

あとは忍耐の時間も忘れて作業は続く

 


男織り、紋織り刺し子織りが始まった

2022年04月09日 | Iwakooさんの作品

先週に整経を終わり、今日は刺子織りの第二弾は[紋織刺子]である

紋織り刺子とは、刺し子織りに柄を織り込むことである。

プロでも困難を極める作業の始まりだ。

先に作った企画書に従って作業は続く、

組織図とレバー操作は工業用ドビー織機の構造操作と同じことを確認した上で、

糸の選択、整経、筬の選択とその作業が始まった。

整経の順番も全て企画と組織意匠図に従い

一本の狂いも許されない神経を使う作業の始まりだ

刺し子織りの特徴の細い番手と太い番手が入り混じった整経で

糸のテンションに非常に気を使う織物を織るのである

男織りの紋織刺子に挑戦するのは生徒のIwakooさん、

まだ手織経験は少ないが男性の繊維業の方に残しておきたい技術である。

 

 

 

 

 


竹島クラフトセンター、 刺し子織りの整経が始まった

2022年03月25日 | Iwakooさんの作品

竹島クラフトセンターの手織教室でただ一人の男子のIwakooさん

先週は刺し子織りの基本組織を織って刺し子織りの基本を学んでいただきました。

今回は難易度を数段上げて柄を織り出す勉強です。

アシュフォードの整経台を使って経糸の整経が始まりました。

基本中の基本の作業で これが無ければ織物は出来ません、

業整経を業者に依頼出來る教室もありますが、

竹島クラフトセンターでは初級者でも整経から始めていただきます。

この整経の技術も古代から改良に改良を重ねて

合理的な技術の改良の末に 今に至っています。

和式整形台も整経技法もありますが

今回はアシュフォードの整経台を使っています。

写真のピントが合っている所の交差している部分で綾(アヤ)をとっています。

綾は経糸の整経では一番重要な部分です。

沢山の糸の一本一本を識別する唯一の装置で

”死んでも綾を離すな!”

(私も何度か綾を崩して死ぬ思いを味わった)

数百本の太さが違う糸が整然と奇数偶数と並んで、

織物設計図通りに準備が進んでいきます。

 

今回は色は白一色ですが刺し子織りなので

ベースを織る細い糸と刺し子になる太い糸が

規則正しく並べられて一本の狂いもないようにセットされていきます。

 

デザインと設計図、組織図、が全ての作業の基本です。

織物の構成と作業が理解出来るよう説明されて進んでいます。

 

私で出来るかしら?と思案しながら始まりますが

知らず知らずのうちに出来てしまうのです。

 

一連の作業は次の作品制作の基本に繋がるように進みます。

知らず知らずのうちに会得出来た達成感は登山にも似ていて

私でもやれた!登れた!は楽しいものです。

 

Iwakooさんは3時間で整経作業を終えてしまいました。

 

 

 


今日の竹島クラフトセンター、 初めてのチェックが織り上がりました

2022年03月05日 | Iwakooさんの作品

手織を始めたばかりのIwakooさん
今日は初めて挑んだチェック柄を織り上げました。


経糸も一杯まで巻き取られてこれ以上は織れないほどになって
「もう無理だね」
誰でもそうだが、織る人はまだ織りたそう
「もう少し織れますかね」
「糸と綜絖に力が掛かるからもう無理だね」


綿のチェックの柄です
赤紫の糸は単糸で凹凸があり経糸には織りにくそうだが
経糸切れも経糸つなぎも難なくクリアーしました。


経糸の整経もデザインもIwakooさんの感覚の思うがまま
緯糸選びも織りながら作り上げていました。

「まあまあでしたね」
出来上がった自分の作品を眺めながら自己採点100点!

「手織っていいね」
ものつくりの醍醐味を味わっているようです。
「手織って奥が深いね!」



次は、綜絖を糸番手を使い分ける勉強の為に
刺し子織りの企画に入ります。




今日も手織りに没頭する人

2022年02月03日 | Iwakooさんの作品
今日も寒い日となり御来店者も少なく
寂しいような竹島海岸であった。

竹島クラフトセンターの手織教室は
ただひたすら織りに没頭する人だけの1日となった。


みどり綿を織るHiramatuさんは今日も黙々とみどり綿の糸を通す
そして筬を打つ、
飽きもせずただひたすら同じ繰り返し、
一段一本を黙々と 何が楽しいかって?
同じ繰り返しは自分の心の中に籠って行くようだ
一段織る毎に深く深く
まるで千日回峰行のようにただひたすら繰り返す。


その横では今日からチエックの柄を織り始めたIwakooさん
初心者で織りを習い始めたばかりとは言うものの
れっきとした繊維業の人で初心者と言っては失礼な人である
Iwakooさんの男織りが始まった


自分でデザインをして縞整経の経て糸に緯糸を通し始めた。
経糸の色と配列を変えると緯糸が通り交差する毎に織り面が変化を始める、
同じであっても同じところは無い、作者の意図とは違う展開が
起き始めてしまう


その不思議を楽しむ様に次の緯糸を通し筬を打つ
自分が仕掛けた経糸の配列に、自分が通した緯糸が
思わぬ事を引き起こし、作者を惑わす


コロナ禍で乱れる心を宥める様に、
新しい一本の糸に挑戦を試みて負ける人も勝てる人も、
次の展開の賭け事に身も心も委ねている様だ。