竹島クラフトセンター手織教室のaoyamaさんは
第一回目に続いて2回目のゴブラン織りを機に掛けています。
第一回目はゴブラン織物の組織の基本的な構成を学ぶために織りましたが
今回は本番の意味もこもっています。
教室のコンピュータで書き上げたデザイン図を元に
織物作りが始まったのです。
整経も終わり、綜絖通しの作業も織物意匠図に従って行っています
今度は製品化を目標に織っているのでカラー選びから慎重です。
この綜絖通しは慣れたる作業ですが完成した織物を夢見る楽しいひと時です。
この後の過程もできるだけ作者の承諾を得て
投稿していきたいと思っています。
つづく
「もうすぐ織り上がります」
と西尾市から通うAoyamaさん
冬に企画を始めてからコロナ禍もあってお休みも重なり春になってしまったが
春の日を受けた作品が輝いて見えた。
「もう織れないわ」
と少しおなごりおしそうな表情
完成の喜びと、もう織れない寂しさは卒業式にも似ている
織機から切り離されて織物の誕生です
この織物で何を作るか別の新たな世界が待っているのだ。
「この厚さとコシの強さなら帯でも良いわね」
「バッグの生地にしても良いよ」
「使用目的が決まればデザインも変えなければ」
教室内では織物談義に花が咲きました。
Aoyamaさんは多重織り組織から多色混合組織の不思議をやって来ましたが
次は何を織るかを決めるのはAoyama さん自身である。
西尾市から通う Aoyamaさんゴブラン織の最後の部分になった
色糸の混合で多色の表現ができる織物に興味を持ち
織り続けてきたが最後の部分になった
教室では見慣れた織物だが、これを織るには組織作りと
デザイン感覚の創造が求められるが Aoyamaさんはそれを
楽しむ余裕で楽しんでいる。
ゴブラン織の勉強を始めた西尾市から通うAoyamaさん
組織の利点と経糸と横糸のを生かした織物の美点の表現方法、
組織図作成の意味を習い、整経作業が終わり、
筬通しと綜絖通しの作業も終わった。
最初の織物は経糸3色と緯糸3丁を使用して
基本組織を織ってもらいます。
「まだ組織を理解していませんが織れますか?」
これから織りながら組織の意味を学んでいくのです。
どんな織物になるか見当もつかないです。
と、不安げなAoyamaさんだ。
竹島クラフトセンターで新作ストールが誕生
絹に草木染めの手織作品
サイズ 幅60cm × 170cm
作者 西尾市から通う Aoyamaさん
絹糸に梅と桜葉染めが優しい光を醸し出す
細番手の平織の透け感と嵩張らないところが人気
幾らなら売りますか?
と質問に
幾らなら買いますか?
昨日に続いて紹介するのがこの作品
自ら織り上げた手織りバッグである
茶の部分は蛾のサナギを紡いで織り上げた物です
ベルトは昨日紹介した自分の裂織りの布を使っている
自分の手織り作品を使ったコンビネーションは見事
蛾のサナギを使って自然美を強調している
市販されている素材を使った作品には無い
貴重なバッグになっています。
世界に一つどころか買いたくても買えない再現不能な作品が
次々と発表されるのは竹島クラフトセンターの教室である
先生、織り上げた布でバッグを作りました
竹島クラフトセンターに西尾市から通う青山さん
羊毛の作品はプロの域になる人だが
これはは裂織りの作品だ
強く打ち込まれた頑丈な裂織りのバッグは古典的な雰囲気が漂う
木のボタンは自然志向の作品が多い作者のこだわりだ
今日は昼から荒天の竹島であった
大雨と強風で傘を差してもずぶ濡れの雨だったが
手織り教室を開く頃には小雨となり風も止んだ。
そんな教室に西尾市から通うAoyamaさんが新作品を持って来た。
風通織りの新作である。
企画が始まったのは昨年で、先日に織り上がって縮絨仕上げを終わった。
二重織りで紺と白の整経で白と紺の織幅が違うと言う難解な織物である
捻るとこんな感じで織りの造形の面白さを現実にした秀作だ。
竹島クラフトセンターには X織り という組織の新織物はあるが
aoyamaさんはそれよりも新しい織物をあみ出した。
二枚の布が4枚で構成されてそれぞれの織り幅がずれている
Aoyamaさんは手紡ぎ作家でもある、この作品も
自作の手紡ぎ糸を使用してこの作品を作った。
捻ると4枚の織物が別々の表現をして楽しい
「次は何を作ろうかしら、先生教えて下さい」
誰に頼るものではなく自分自身が考え作り出すものです。
織り幅サイズが違う二重織の組織の原理は教えたが、
後は自分でデザイン意匠図も組織図もAoyamaさん自身が作り上げました。
ここまで出来るようになれば造形創作は楽しいものになり、
創作手織り作家にもなれるでしょう。