TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

私は今日も織る織る

2021年10月01日 | Aoyamaさんの作品
今日の竹島クラフトセンターでは二人の生徒さんが
織機に向かって手織の技術を学んでいた。



静かな竣成苑を眺めながら自分で作ったデザインと
企画書を基本に手織作業を進める西尾市から通うAoyamaさん


織物組織はゴブラン織りを8枚綜絖で織り出していた。
新型コロナの緊急事態宣言を受けて長く休んでいたが
今日は感染数の低下と宣言解除に伴い今日は晴れて
登校となった。


「もう忘れてしまったわ」
と言いながら一つ一つ思い出しながら慎重に進めていた。
一つの組織の成り立ちと特性を理解しながら組織を織り出しています。





 再度ゴブラン織に挑む

2021年06月06日 | Aoyamaさんの作品

竹島クラフトセンター手織教室のaoyamaさんは

第一回目に続いて2回目のゴブラン織りを機に掛けています。

第一回目はゴブラン織物の組織の基本的な構成を学ぶために織りましたが

今回は本番の意味もこもっています。

 

教室のコンピュータで書き上げたデザイン図を元に

織物作りが始まったのです。

 

整経も終わり、綜絖通しの作業も織物意匠図に従って行っています

今度は製品化を目標に織っているのでカラー選びから慎重です。

 

この綜絖通しは慣れたる作業ですが完成した織物を夢見る楽しいひと時です。

 

この後の過程もできるだけ作者の承諾を得て

投稿していきたいと思っています。

つづく


ゴブラン織基本組織の勉強でした

2021年05月07日 | Aoyamaさんの作品

「もうすぐ織り上がります」

と西尾市から通うAoyamaさん

冬に企画を始めてからコロナ禍もあってお休みも重なり春になってしまったが

春の日を受けた作品が輝いて見えた。

「もう織れないわ」

と少しおなごりおしそうな表情

完成の喜びと、もう織れない寂しさは卒業式にも似ている

 

織機から切り離されて織物の誕生です

この織物で何を作るか別の新たな世界が待っているのだ。

「この厚さとコシの強さなら帯でも良いわね」

「バッグの生地にしても良いよ」

「使用目的が決まればデザインも変えなければ」

教室内では織物談義に花が咲きました。

Aoyamaさんは多重織り組織から多色混合組織の不思議をやって来ましたが

次は何を織るかを決めるのはAoyama さん自身である。

 

 

 

 

 

 

 


今週の手織教室のAoyamaさん

2021年03月13日 | Aoyamaさんの作品

西尾市から通う Aoyamaさんゴブラン織の最後の部分になった

色糸の混合で多色の表現ができる織物に興味を持ち

織り続けてきたが最後の部分になった

教室では見慣れた織物だが、これを織るには組織作りと

デザイン感覚の創造が求められるが Aoyamaさんはそれを

楽しむ余裕で楽しんでいる。

 

 

 


 これからゴブラン織を習います

2020年11月29日 | Aoyamaさんの作品

ゴブラン織の勉強を始めた西尾市から通うAoyamaさん

組織の利点と経糸と横糸のを生かした織物の美点の表現方法、

組織図作成の意味を習い、整経作業が終わり、

筬通しと綜絖通しの作業も終わった。

 

最初の織物は経糸3色と緯糸3丁を使用して

基本組織を織ってもらいます。

「まだ組織を理解していませんが織れますか?」

これから織りながら組織の意味を学んでいくのです。

 

どんな織物になるか見当もつかないです。

と、不安げなAoyamaさんだ。

 

 

 


出来たよ!新作ストール

2020年11月27日 | Aoyamaさんの作品

竹島クラフトセンターで新作ストールが誕生

絹に草木染めの手織作品

サイズ 幅60cm × 170cm

作者 西尾市から通う Aoyamaさん

絹糸に梅と桜葉染めが優しい光を醸し出す

細番手の平織の透け感と嵩張らないところが人気

幾らなら売りますか?

と質問に

幾らなら買いますか?

 

 

 

 


手織りバッグができました2

2019年07月12日 | Aoyamaさんの作品

昨日に続いて紹介するのがこの作品

自ら織り上げた手織りバッグである

茶の部分は蛾のサナギを紡いで織り上げた物です

ベルトは昨日紹介した自分の裂織りの布を使っている

自分の手織り作品を使ったコンビネーションは見事

蛾のサナギを使って自然美を強調している

市販されている素材を使った作品には無い

貴重なバッグになっています。

世界に一つどころか買いたくても買えない再現不能な作品が

次々と発表されるのは竹島クラフトセンターの教室である

 


手織りバッグができました

2019年07月12日 | Aoyamaさんの作品

先生、織り上げた布でバッグを作りました

竹島クラフトセンターに西尾市から通う青山さん

羊毛の作品はプロの域になる人だが

これはは裂織りの作品だ

 

強く打ち込まれた頑丈な裂織りのバッグは古典的な雰囲気が漂う

 

木のボタンは自然志向の作品が多い作者のこだわりだ

 

 

 

 

 


新作風通織りの完成

2019年06月29日 | Aoyamaさんの作品

今日は昼から荒天の竹島であった

大雨と強風で傘を差してもずぶ濡れの雨だったが

手織り教室を開く頃には小雨となり風も止んだ。

そんな教室に西尾市から通うAoyamaさんが新作品を持って来た。

風通織りの新作である。

企画が始まったのは昨年で、先日に織り上がって縮絨仕上げを終わった。

二重織りで紺と白の整経で白と紺の織幅が違うと言う難解な織物である

捻るとこんな感じで織りの造形の面白さを現実にした秀作だ。

竹島クラフトセンターには X織り という組織の新織物はあるが

aoyamaさんはそれよりも新しい織物をあみ出した。

二枚の布が4枚で構成されてそれぞれの織り幅がずれている

Aoyamaさんは手紡ぎ作家でもある、この作品も

自作の手紡ぎ糸を使用してこの作品を作った。

捻ると4枚の織物が別々の表現をして楽しい

「次は何を作ろうかしら、先生教えて下さい」

誰に頼るものではなく自分自身が考え作り出すものです。

 

織り幅サイズが違う二重織の組織の原理は教えたが、

後は自分でデザイン意匠図も組織図もAoyamaさん自身が作り上げました。

ここまで出来るようになれば造形創作は楽しいものになり、

創作手織り作家にもなれるでしょう。