フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

2016-05-19 08:49:49 | Weblog
畑にいると何故か蝶々が人を追うようについてきて傍らの花に止まりそのきれいな羽を広げて見せてくれる。

今日は黒い蝶だ。ここにはアゲハチョウが多いんだ。歯の痛さも一段落したしとスケッチブックを出して蝶を描こうとしたら飛んで行ってしまった。詳しくは知らないんだがどれくらいの寿命なんだろう?どれくらいの距離を飛ぶのかな。子供の頃、エンドウ豆畑でよくモンシロチョウを追いかけてた。捕虫網の扱いが難しいんだよね。羽を傷めずにとらないといけないから。別に標本にするわけでもないのに。虫かごにいっぱいになるまで止めなかったような気がする。というか炎天下でも網を振ってたような記憶がある。そういえば今の子は蝶なんか追いかけないみたいだね。まぁ、家の近くに蝶がいないからだろうけど。

五月の空に飛んだ蝶

少し白が混ざったような五月の青空に
一匹の蝶が飛んでいる
太陽が上にあるのでその蝶が
何色だかわからない
ただひらひらとふわふわと
青い空に漂う
宙ぶらりんでいるのは
自分と変わらないと目で
蝶を追う
太陽の光と重なってその姿を
見失う
後には青空
ふと目を落とすと
近くの花の上で
羽を震わせながら蜜を吸っていた

コメント
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