フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

自転車

2010-08-03 20:21:42 | Weblog
最低限の動力で、できるだけ長い距離を走るために、恐ろしく計算された完璧なマシン。これ以上足すものもなく引くものもない。空気を汚すことすらない。この世でもっとも美しく効率的な乗り物、自転車。こんなふうに表現されたら自転車冥利につきるだろうな。近藤文恵氏の「サクリファイス」の冒頭に出てくる一文だがこれだけで引き込んでしまうからこの人は凄いと思う。この人のおかげで「ツールドフランス」は、3週間にわたって1日150キロ以上の距離を走り続け総走行距離は3000キロを越え高低差は富士山を9回上り下りするのに匹敵する。しかも2かある休養日を除けば1日たりとも休むことは許されない。休んだ時点でリタイアとなる・・・ということを教えてもらった。これを知ってからテレビで観戦したら面白さが倍増するだろう。僕もロードバイク3台とマウンテンバイク1台とミニベロ1台をもっているけどこの本を読むと年甲斐もなく風のように自転車に乗りたくなる。もちろん、スピードをだせる能力も脚力もないけどバイクのフォルムが好きだから幸せ。いまやジャケットラン専用だけどね。乗る人が乗ったら60キロから80キロは出るロードバイクだが僕は、ママチャリに抜かれるくらいだからその速さは想像できるでしょう。自転車乗るには体重がありすぎるんだ。・・・・ということにしている。スプリントとか競輪競技をやる人は別として
自転車乗りは、無駄な筋肉をつけないんだって。競馬の騎手のような体が理想なんだと。「オレは、ダイエット食何杯食べても無理だな。」とそうそうにあきらめる。そういえば、ロードで出かけて出会うロードレーサーなんかも細いね。趣味のおじさんは、似たようなものだけど。でも、自分の力が動力の乗り物は、飽きが来ないね。
コメント
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