フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

日曜日の公園で

2008-12-07 11:49:32 | Weblog
朝早くから日曜日の公園では、少年野球をやっている。親たちが、テントやお茶や弁当と用意して子供の遊びにかかりきってるところが毎回異様にうつる。監督かコーチか知らないけど大人達は、まるでテレビゲームをしてるような感覚ではないだろうかといつも思う。テレビゲームが実際生きた人間を使ってできるんだったらバーチャルリアリティどころかリアルそのものだからオモシロさは応えられないだろう。まるで、テレビドラマのような彼らの台詞に柘植久慶氏の「二流三流の指導者が、一流になるはずの素材を潰す」という言葉がオーバーラップする。小学生以下の指導者だもの、二流でも三流でもなくそれ以下のただ、野球が好きだからの指導者ガ多いのだ。彼らには、基本以外は、指導してもらいたくないなと余計なお世話だろうけどそう思った。そういえば、自分達が子供の頃は、田舎だからかもしれないが、大人に指導された野球チームなんか一個もなかった。アンパイアもコーチも全部子供達でやってた。それでいて、プロ野球選手は何人も輩出している。成長するにつれ努力と出会いがあったんだろうが、子供の頃は押しなべて玉石混交だった。近所にも甲子園で優勝投手となった子がいたけど、そんな子と小さい頃は一緒に草野球やってんだよね。勿論、その子は、ずば抜けて上手かったけど、大人に指導されてると言う話は聞いた事がなかった。ただ、誰よりも、楽しくてたまらないという感じだった。いま思えば、この気持大事じゃないかな、変な指導より。日曜日の公園を犬を連れて歩きながらアラン先生の「みだりと人の師となるなかれ」という言葉を噛みしめていた。
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