フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

志やぼん

2008-11-17 20:15:02 | Weblog
パンプは、まだ、本調子でないから中々おきてこない。自分は、オークの病院へ行って診てもらって来た。「私はね、歩いていたらころびましてね。顔を打ってこんなになりました」とオークが顔を見せた。「k1に出てたみたいですね。」と冗談で返したら看護婦さん(いまでは、看護士さんというのかな。看護婦さんがいいのに)に受けた。オークは気にせず「歩くのが恐くなりました」と真面目に言う。歩くのが怖い・・・・か、いずれ自分達も直面する問題なのかと思いつつ「車椅子のいいの買ったらどうですか」とまた冗談っぽく返すと今度は、反応して「松葉杖ならはやいですよ。慣れてますから」とオークが冗談で切り替えしてきた。待合で持っていた今使っている石鹸のパンフレットを読んでいたら今から1000年前から作られ続いている石鹸ということだった。シリアのアレッポというところで。確か、石鹸て歴史が古くキリストが使ったかどうかは知らないけど聖書にも書かれているんだよね。日本には、バテレンが持ち込んで、織田信長、豊臣秀吉なんかは使ったかな?石田光成の「志やぼん」を受け取ったという礼状が残っているとのこと。一般庶民の間に広がるのは、江戸末期か明治かくらいだろうか。アレッポの石鹸によるとオリーブオイルを40%以上使って昔ながらの製法で作っているから髪を洗うと傷んだ髪がもとの艶のある髪に戻るという。しまった、もう少し髪があるうちにこれで洗いたかったな
という思いは、シャボンの泡と消え、パンフを閉じて薬をもらって帰りました。昼食を済ませた頃パンプが起きて布団の中で目を開けているので、おめざに、ビタミンゼリーを飲ましてあげたら、「サンキュー」と力強く言った。パンプも英語は好きなのだ。
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