快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  明智光秀の悲運 高山右近が信長襲撃に直接間接で加担していた可能性

2018-06-04 18:35:06 | 明智光秀
 高山右近ですが、明智光秀の寄子であったにもかかわらず、中川清秀と共に明智方を離反、どころか秀吉方として明智方に戦闘行為をした、と言うのが山崎の戦いでこれが「主君裏切り」の二度目です。
 これだけ見れば高山右近が如何に何度も主君を裏切って敵方についているのかがわかりますが、高山右近が荒木村重を離反しなければいけなかった理由と言うのは既に多くの人が知っている通り、信長が高山右近に「降伏せねば畿内の宣教師とキリシタンを皆殺しにする」或いは更に「教会を破壊させる」と脅迫したからで有ると言うのは有名です。
 検索サイトで「高山右近 信長 脅迫」のキーワードで検索すれば簡単に多くの資料が出て来ますのでそれはわかります。
 個人的な考え方になるのですが、この時の信長の姿勢が何を示すかと言うと、それは「キリシタン、イエズス会に対する宣戦布告」ではないでしょうか。
 何故かと言うと、この後に信長は安土城に教会より高い天守閣を造ったりなど、「信長を神とする信仰こそキリシタンに勝るものである」と誇示しているような行為が見受けられるからです。
 それ以前まで通りイエズス会とはそこそこ仲良くしていれば良いものを、信長が何故このような過激な行動に敢えて出たのか? ですが、それが荒木村重の謀反時、上記の高山右近を寝返らせた時に考えた事なのだと思います。
 それは「信長自身が親キリシタン、親イエズス会だとそれがネックになって、敵方も親キリシタン、親イエズス会を盾にして来た場合にスムーズに天下統一がなされない」と気がついたから、ではないでしょうか。
 それで当時信長は「キリシタン、イエズス会とは距離を置く」と言う方向に方針転換をしたのだと考えています。
 キリシタン、イエズス会勢力とすれば、荒木村重の謀反時に信長から受けた脅迫でイエズス会との話で「もはや信長は危険。早急に抹殺する必要が有る。しかしすぐにはそうも行かない、今回は取り合えず信長に従ってから機を見て信長を襲撃すべき」となった、そしてそれが実行されたのが本能寺の変だった可能性もゼロではないと考えています。
 わかりやすく言えば「高山右近は荒木村重の謀反時に信長からキリシタンらを皆殺しの脅迫を受け、その時は仕方なく荒木村重を離反して信長に従ったが、その後も信長がキリシタン、イエズス会に対して宣戦布告を撤回する気配が無い様なので信長襲撃に直接か或いは間接で加担した」 と言う所ではないでしょうか。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。