正さん日記

世の中思いにつれて

リコール投票、不発と成功

2010-12-06 16:22:35 | 政治
「河村市長、議会解散リコール不発」
 このところ大小2つの市で異例のリコール投票が行われた。名古屋市では、河村たかし市長(60)が主導する市議会解散請求(リコール)が行われたが、河村市長の支援団体が集めた46万5602人分の内、市内16区選管はで、11万1811人分を無効と判定(無効率は24.0%)、有効署名数は35万3791人分と発表、議会解散の賛否を問う住民投票に必要な法定数36万5795人分には届かずリコールは失敗した。
 
 選管は10月5日から署名を審査したが、受任者欄が未記入の署名簿について「請求代表者10人が集めたにしては多過ぎる」として審査期間を1カ月延長、重複署名を省いた約10万人に郵送で本人調査をした結果、無効票を割り出したとのことだ。河村市長の支援団体は「審査延長は違法で本人調査の手法も問題」と反発、名古屋地裁に提訴した。
 
 河村市長は09年4月の市長選で公約に掲げた市民税10%減税と地域委員会実現に加え、議員報酬半減などを巡って議会と対立を深め、支援団体がリコール運動を進めた。
 河村市長は、リコール不発の責任を取り、年内に辞任後、再出馬し、来年2月6日の愛知県知事選とダブル選に持ち込む公算が大きくなった。知事選には、河村市長の推す大村秀章衆院議員(現自民党)が出馬の方向。

「阿久根市のブログ市長失職」
 もう1つは、昨日行われた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)の市長解職リコールは、即日開票の結果、賛成票7543票、反対票7145票となり398票の差でリコ-ルが成立、竹原市長は即日失職した。
 竹原市長は、議会を半年も開かないまま、条例や予算を専決処分で決めるなど議会との対立を先鋭化、当初、市長を支援していた市民も、その度の強さにいやけが差した感じだ。竹原氏も再度市長選に立候補するとのことだ。

 河村市長は、元民主党衆議員で名古屋弁を駆使し、市民派とみなされ、竹原市長は自衛隊上がりの強面市長だが、ブログで市議を批判して全国に名をはせた。市の規模の大小はあるが、両者とも市民税減税、市長、市議会議員の報酬大幅削減、市職員の給与削減などで市民が喝采する政策を進めたが、それが余りにも極端なので、議会との摩擦は凄まじいものがあり、市民も敬遠気味になっているようだ。何事も、度を超すと、人の心は、どこかでプッチリ切れることになる。

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