正さん日記

世の中思いにつれて

菅首相の退陣時期は8月が濃厚

2011-06-05 14:37:41 | 政治

 どうやら菅直人首相の退陣の時期に、それこそ目途がついたようだ。第2次補正予算が組まれ、提出の目途がつきそうな8月だという。いまや、菅首相を支える枝野幸男官房長官や、岡田克也幹事長までそれを匂わせているのだから、菅首相としては観念するしかない。

 

 正に、菅首相が君臨すると財界や官僚がやりたいことができず、前々からその筋に借りのある自民党や小沢一郎元民主党代表、鳩山由紀夫前首相の思う壺にはまった感じだ。これで菅氏が去り民自の大連立ともなると、またぞろ財界本位や官僚任せの政治にユーターンすることになりそうだ。

 

 今の不人気な民主党にしたのは、菅氏の責任のようなことをいうが、確かに、先の参議院選挙で突如、国民の嫌う消費税増税を持ち出し、惨敗を喫し、余りにも身の程知らずの馬鹿なことをしたものだと呆れるが、その前に、民主党が国民から見放されるきっかけを作ったのが、小沢氏と鳩山氏の政治資金疑惑であった。

加えて、鳩山前首相の普天間基地移設問題の迷走で、自民党などの野党は、この2つの問題に絞り、もういい加減にしてくれと言いたいくらい散々国会で政府・民主党を攻撃した。

 

その結果、民主党は参議院選挙で惨敗、今の衆参ねじれ現象を作ってしまった。その後は、自民党が、与党時代、衆参ねじれで民主党に散々苦しめられた仕返しとばかり、いまや参議院では、政府・民主党独自の政策はほとんど通らない状態になっている。東日本震災復興関係でも同じような状況が続いている。

 

だいたい、自民党などの野党は、菅政権以外ならば、話し合いに応じても良いと言っているが、まさに被災地を無視したむき出しの政争絡みの対応には驚くばかりだ。   このような反管状態では、被災地のことを第一に考えるならば、菅首相は早期退陣をした方が良いとは思う。これで、民主党のトロイカと言われた菅、鳩山、小沢氏は前線から去ることになるが、あと2年、民主党政権が続いたとしても、インパクトのある指導者を出すことができるのか、心もとない気がする。1つ言えることは、ポスト菅に時代が移ったならば、もう、この鳩菅小の三人は静かにしていた方が為になる。とくに権力に固執する小沢氏にはそのことを強く言いたい。「関連;6月4日」

 

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