正さん日記

世の中思いにつれて

ロシア、国家絡みのドーピング疑惑でリオ大会への参加困難か

2016-07-20 14:40:21 | 世界

 ロシアが国家絡みでドーピングをやったのではないかと疑惑が深まっている。主導したのは政府のスポーツ次官とされているが、この段階の閣僚がかってにやれるわけもなく、また首を覚悟でやる必要もないと思うので、もっと上の国家責任者が号令をかけたことは充分想像される。

 言ってしまえば、プーチン大統領が大号令をかけて有望選手のドーピングを改ざんさせた疑いが濃厚と思われる。

 恐ろしいことに、ドーピングに関連し、ロシアの反ドーピング機関(RUSADA)の元最高幹部が52歳で死亡した。死因は心臓発作とみられるが、今月3日にも、2008年から10年までRUSADAのトップを務めた人が死亡したばかりで、この人の死因は明らかにされていない。RUSADA関係者がドーピング疑惑の渦中に2週間で2人も死亡したことについては、自然の成り行きとしてはいささか不自然だ。

 2014年のソチ冬季五輪では、ロシアは金13個、銀11個、銅9個の合計33のメダルを獲得した。しかし、その前のバンクーバー冬季五輪では、金3、銀5、銅7の合計15個とロシアとしては散々の成績に終っている。

 ドーピングの国家関与疑惑については、自国で開催したソチでは国家発揚の見地からも、どうしても国別メダル獲得数でトップになるため、国家的な違反を犯したことが想像される。

 このように、国家が疑いを持たれることは、今までのロシア内の権力闘争や、ウクライナ問題などで見せているプーチン大統領の強権性の凄まじさから、これがロシアの体質と思われているからだろう。

  8月に開かれるリオジャネイロ五輪に、これまでにロシア陸連が組織的ドーピングで処分を受け、同国陸上選手は原則としてリオ五輪に参加できない状況になっている。

 IOCは、世界反ドーピング機関(WADA)に認定されたロシアの選手について、リオデジャネイロ五輪参加を認めるか否かの判断を先送りした。

 若しかしたら、リオ五輪は五輪の強国ロシアが国として参加できない大会になる可能性がある。

 

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