正さん日記

世の中思いにつれて

日米の注目、山口2区とペンシルベニアに

2008-04-22 17:10:11 | 政治
 この一週間で日米とも、今後の政治の行方を決めるかも知れない2つの判断が下される。
 わが国に於いては27日(日)に投票が行われる山口2区の衆議院補欠選挙、アメリカでは、22日(当地)のペンシルベニア州の民主党大統領候補選びである。
 山口2区の補欠選挙の結果が、今後の政治の行方に大きく影響すると言われているのは、福田康夫首相の下で初めて行われる国政選挙で、最新の民意を反映すると言われかねないからだ。その結果、自民党など与党が、衆議院に於ける暫定税率継続の再議決をやるのか、もしやった場合、民主党など野党が福田首相に対する問責決議を参議院で行うか否かの判断材料にされることになるからだ。
 しかし自民党は、選挙の結果に関わらず再議決を行う構えのようだ。それに対して民主党は、問責決議については党内で意見が2つに分かれているとのことだ。
 福田首相は問責決議が可決されても、衆議院解散、総選挙を避けるつもりのようなので、民主党はそのことを見計らった対応を余儀なくされる。
 福田首相としてみれば、何とか洞爺湖サミットで態勢を立て直した後に総選挙をやりたいだろうから、山口2区の結果をどう判断材料にするのか。
 言えることは、山口2区補選の結果、自民党候補が勝てば、暫定税率維持の再議決へ、民主党候補が勝った場合でも、暫定税率維持再議決、福田首相の問責決議は流動的、解散、総選挙なしになりそうだ。ただ福田首相は補選に勝っても負けても内閣改造はやる気のようだが。
 
 アメリカの民主党大統領候補選びは、ペンシルベニア州で当初ばバラック・オバマ候補を大きく引き離していたヒラリー・クリントン候補だが、ここへ来てオバマ候補が追い上げ、その差が接近してきたとのことだ。
 もし両候補の差が僅差に終わると、残りの州でクリントン候補が60%以上の支持を得られない限り、逆転する可能性が少なくなってきたとのことだ。
 既に民主党内でクルントン候補の撤収を求める声が上がっているが、ペンシルベニアの結果次第では、いよいよそれが現実味を帯びてくる。
 民主党内では、このまま行って8月の党大会までもつれ込むと、11月の大統領選挙で共和党ジョン・マケイン候補に遅れを取ることが危惧されている。
 それでなくても、直近の世論調査では、民主党のオバマ、クリントン両氏のどちらもマケイン氏に負けるという数値が出ている。
 マケイン氏が勝って、共和党政権が継続するのか、民主党がなんとか政権を奪還することができるのか、その民主党候補に史上初の黒人が選ばれるのか、明日に迫ったペンシルバニア州の結果が注目される。


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