正さん日記

世の中思いにつれて

後先を考えないビデオ流失の海上保安官

2010-11-12 15:33:55 | 政治
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐるビデオを流出した海上保安官(43)に国民が拍手喝さいしているようだが、全く危ない現象だ。
 この保安官は、ビデオを流した場合は、公務員法違反に問われても良いと覚悟の上の犯行らしい。つまり、自分は首になることを覚悟してビデオの流失を実行した。しかし、もしそうなると周りの多くの人達に迷惑が掛ることまで頭が回らなかったようだ。自身の身勝手な行為により、多くの同僚が日夜、警視庁の取り調べに対応しなければならず、当然、今後、鈴木久㤗海上保安庁官は辞任を余儀なくされるだろうし、関係する上司は、職務に応じた処分を受けなければならない。
 
 また、この問題で国会は大波乱に陥っており、自民党など野党は補正予算審議をそっちのけに、政府の責任追及に大わらわで、その経済的な損失を勘定に入れると大変な額になろう。 
 さらに、家族も同人が首になったなら、生活にも影響が出るだろう。これらのことを一切に考えず、政府の方針に逆らって、ビデオを流失したことに何のメリットがあったのだろうか。若しかしたら、正義の味方を装って国民から大喝さいを受け、日頃のうさをはらそうとしたのだろうか。
 
 同保安官は、弁護士の介助を断ったそうだ。彼は、自身の行為が公務員法に触れるものではないと述べているそうだ。その点、事前に勉強したのではないかと思われ、確信犯とも言えるが、反面、先に述べたように、後先のことを考えず行為に移ったことは、やはり普通の感覚の持ち主とは思えない。このような人間を英雄視してはいけない。「関連:11月11日

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3 コメント

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一言 (嘆き)
2010-11-12 16:37:30
確かに おっしゃる事は 私も同意する部分があります  が 後先は大事な事です  
今の政権が国民の代表としての責任を全うしていると いえるでしょうか? 今までの民主党が野党の時主張して来た事と違います 総て口先だけの烏合の衆にしか見えません この件に関しまして 周りの関係者が迷惑している事は確かに解りますが この保安官を私は批判はできませんので コメントさせていただきました  すみません。 
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Unknown (38)
2010-11-12 19:51:13
マスコミの論調で違和感を感じるのは、守秘義務違反と言いながら、その秘密の内容の特定ができていない点です。ビデヲを流した事で、一体何の秘密が漏洩したと言うのかサッパリ判らないのです。
ビデヲそのものの存在は周知の事実ですから、ビデヲの中身について当該職員が何の秘密を漏らしたのか、秘密だったものを特定しなければ、守秘義務違反として非難できません。守るべき秘密を漏らしてはじめて守秘義務に違反した事になるのですから。
では一体、何が秘密だったと言えるのでしょうか?
中国船が故意にぶつかって来たという情報は、衝突事件があったときから既に流れていますし、ぶつかって来た際の中国船の航跡や海保の船との位置関係や中国船の船長がタバコ吹かしてた事等も、7分間の短縮ビデヲを見た国会議員を介してマスコミ等で言われてました。強いて今回のビデヲ流出によって新たに知り得た事と言えば、衝突前後の海保職員の具体的な言動と、画像が綺麗だった事と、エンジンを蒸かせば黒煙が随分と出るという事と、結構天気が良かった事位では。こんな情報が、国家国民にとって秘密にしなければならない情報でしょうか?
つまり、今回の流出ビデヲの件は、中国船が故意にぶつけてきた事が確認できただけの話でしかないのです。
流出させた職員を守秘義務違反と非難する人は、では一体、彼は何の秘密を漏らしたと言うのか、具体的にそれを特定してから非難すべきだと思います。
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Unknown ()
2010-11-13 06:42:46
最大のポイントはビデオを流した行為そのものとは別に、時の政府が良しとして打ち出した外交方針を、国家公務員が秘密裏に反対行為に出ることが許されたら、政府の外交政策はバケツに穴が空いているように、執行が不可能になります。政府の方針が良いか悪いかとは別の問題です。
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